12月なので、今年を振り返る。その①
年末モードに突入しました。
なので、ワイドショーのように2017年の上半期を振り返ってみようと思います。(会社かっ!)
1月
・初詣
もうすぐ手術。初詣は、手術の成功を祈る。手術が無事におわりますように、と祈る。とにかく、祈る。
元旦は、最近なにかと話題の〇〇八幡宮に行き、祈祷をしてもらう。
さらに、がん封じで有名な唐泉寺でお守りを購入。
翌日は、母と一緒に、がん告知後にお参りをした、神田明神にて祈祷。
いやー、正月にこんなに神社仏閣をまわったのは初めてです。
いろいろ行き過ぎて、手術前に風邪を引く。
・手術&入院
4日に入院をし、5日に両側全摘の手術を行う。
人生初めての全身麻酔を経験。
術後、酸素マスクで酸素を送り込まれ、あまりに喉が渇いたため、テーブルの上に置いてあったお茶をコッソリ、隠れて飲む。
一口ずつ、大事にコッソリと飲み続けるも、やがては飲み尽くし、途方に暮れているところ、飲み物が解禁。500mlのペットボトルを一気飲みし、一気に戻し、正月早々マーライオンと化す。
マーライオンがある意味、入院中に一番記憶に残っているコト。
これから入院する皆さん、麻酔後の飲み物はちょっとずつですよ!
・病理の結果
1月末には病理結果を受け取る。
がんなので、良かったということは決してない。それでも、とっても悪い状態ではなかったということで、自分的に良しとする。
術後のハーセプチンをスタート。
1回目だけに良く出るという副作用、発熱、いただきました。
ハーセプチンなんて!って舐めてかかったら、見事に発熱ですよ。
寒気がするも、コートをかけて耐えてたら「そういう時は早くナースコールしていいんだよ!」と言われ、毛布にくるまり、熱が下がるのを待つ。
そして、37度くらいに下がった隙に家へ帰るも、再び発熱。
分子標的といっても、薬は薬。当然、副作用が出る可能性があるので、みなさん具合が悪くなったらすぐに看護師さんを呼びましょう。我慢してると、結果的に悪くなる可能性があります。
・自家組織にて再建を考える
再建の方法は大きくインプラント、自家組織の2つがある。
自家組織も検討したくて、入院中に自家組織で有名な病院を予約するも、10月といわれる。ひぇーーーっ!じゅ、じゅうがつ!!
まぁ、どうせエキスパンダーは8~9ヶ月くらい挿れておかなきゃいけないと言われてるんで、10ヶ月くらい待ちますよ。
でも、初診で10ヶ月待ちとなると、手術は何年後だ?
一抹の不安を覚える。
ということで、コレ、全部1月。
いやー、書いてるだけで、いろいろありすぎじゃね?
なんか、抜け盛れあるかもね。
ま、いっか。
早くも1月の出来事だけで息切れしそう。
2月
3月上旬にある出張メンバーに入っていると告げられ、うろたえる。
なぜなら、ヅラなのに相部屋だから。
会社でカミングアウトしてないのに、あんまり仲良くない人の前でヅラ脱着とかヤダよー!
上司に「ヅラだから、一人部屋にしてほしい」と伝え、OKをもらうも、仕事の早いアシスタントさんで、すでに相部屋にて登録完了。
「もう、ホントにやだ!」って思い、病気カードを切ってみる。
がんだし、術後だし、まだ抗がん剤(ハーセプチン)やってるし、長期のフライトは勘弁して欲しいと訴える。
なんなくOK。
はるにゃんこ、「仕事で手を抜く」を覚える。
会社員だから、ちゃんと働くけれど、がんだし、治療真っ只中だったからね。
無理とか我慢とかしなくていいと思うんです。
本当に無理な時はね!
無駄にカミングアウトする必要がなくなり、またハゲを晒す必要がなくなり、安堵の2月を過ごす。
3月
ホッとした瞬間、卵巣のことが頭をよぎる。
1月の手術で予防的切除は見送ったものの、いつか切除したいと思っている。
あと、年齢的にあまり強くは望んでいないが、切除する決断をしたいからこそ、妊娠について考える。
抗がん剤で卵巣ってやられちゃってるの?
そもそも卵子って残ってるの?
卵子については、血液検査で分かるんです。
検査してみた結果、コレがまた、微妙な数値で卵子が残っているという。
今はあまり考えていないけど、もしかしたら妊娠を望む日が来るかもしれない。
そのときのために、卵子凍結について調べてみる。
いくつかのクリニック、病院を回って情報収集。
私の疑問は2つ。
②もし妊娠を希望したら、どういうタイミングになりますか?
1つ目は、クリニックによって見解が異なった。
ハーセプチン中でもOKというクリニック、駄目というクリニックに分かれる。
ちなみに、私の主治医からは「過去に例がない。調べた結果、ハーセプチン中の採卵は、どこにも駄目とは書いていない。」でした。
2つ目については、全ての病院でハーセプチン中は妊娠はNG。もしもチャレンジしたいなら、ハーセプチンが終わってからとのこと。
妊娠、望んでるワケではないんですよね。
ただね、後から後悔したくないので、可能性を残すのか、きちんと調べておきたい。
卵巣を取るということに対して、自分の中できちんと折り合いをつけたいのです。
いくつかのクリニックや病院をまわっていたため、会社もいっぱい休みました。
この時は自分のことを最優先で考えさせてもらいました。
なんとなく、自分なりに調べておきたいことがひと段落。
そんな風に過ごした3月。
4月~6月
ハーセプチンに集中。
半日で終わるので、普段はなかなか済ませられない用事を午後に入れて、休みを満喫する。
3週間に1度は休みたい病が発症。
まずい、普通の会社員生活に戻れない予感…。
こうして見ると、2017年の第一四半期に全てが集中してますね。
スタートダッシュをした2017年。
どうなる、2017年下半期。
その②へ続く。
いろいろあったね、2017年。ポチッ!