新しい環境と脱ヅラと。
えっとですね。
ちょっと前に、独り言でいろいろ、つぶやいてみたんですが。
人事の担当者が変わり、新しい方が入社されました。私の病気の状況を知ったようで、今朝、上司と3人でミーティングを実施。(上司も今年の1月入社なので、病気の状態、過去の細かい治療の状況までは把握していなかった)
まずは病気の状況ということで、左胸の治療をしていたら、右胸にも見つかり、年明けに手術をしたということを伝えた。
あとは、卵巣についても定期的な経過観察が必要な状態であることも伝えておいた。卵巣については、癌が発症した訳ではないので、言うべきか迷った。でも既に、婦人科の受診でお休みを取らなくてはいけない日がもう決まっている。場合によっては予防的切除の手術で休む必要が出てくるかもしれない。なので、休みが必要になる可能性がある病気のことについては、全て伝えた。
この時点で、人事の担当者の方は女性なので、泣きそうな表情になっていた。
そりゃそうですよね。アッチもコッチもソッチもか!!って感じだもんね。
自分が知った時も、松田優作並みに「なんじゃこりゃぁぁぁ!」って思ったし。
続いて、乳がんはまだ治療中であり、年内いっぱいくらい、3週間に1度、抗がん剤(ハーセプチン)で休む必要があることを伝える。
仕事の状況としては、過去に辞めた2人分の仕事をカバーしていて、実質3人分の仕事をしていることも伝えた。
すると、上司と人事から、以下のようなご提案をいただいた。
・まずは身体と治療を最優先に考えてほしいと思っている。
・治療の日は、今まで通り、お休みを取得して良い。
・身体に負担がかかりすぎているなら、数週間に1回など、お休みを取ることなども検討したい。
・在宅勤務なども検討して良い。
・仮に病欠や有給がなくなってしまったとしても、継続して働ける方法をきちんと考えたいので、その場合は休める方法を考える。
・状況把握のため、産業医との面談をしてほしい。
・不在時にサポートが可能なよう、1人採用することを進めている。
私にとっては、非常に嬉しいご提案。
もしかして、ブログ読んだ?と、思っちゃったよね。(笑)
まあ、世間様に公開してるということは、読まれていてもおかしくないということだしね。そういうつもりで書かなきゃね。変なことを書いたつもりはないけど、改めて、気を引き締めよう。
でも、今回お話をいただいて思ったのは、担当者によって考え方が全く違うということ。やはり政府としてガイドラインは出していながら、現場で実行されるレベルまで落とし込まれていないため、全ては担当者の考え方次第というのが現状だ。人事がきちんと関与して対応してくれるようになったのは、ありがたい進展だ。
ミーティング後、たまたま他部署の方とすれ違ってお話。
その人には私が乳がんになったことを伝えてなかったんだけど、たぶん元上司が心配して言ったんだと思うんですよね。おしゃべりめ!(笑)
オープンスペースで立ち話だったので、明確には言ってなかったけど、「○○さんも、なっちゃったのよ。」と言っていた。
もし発覚直後であれば、ちょうど不安に思っているタイミングだろうと思い、もし話することによって、その方が安心できるなら、いつでも力になりたいというメールを送ったら、来週手術だそう。手術まで穏やかな時間が過ごせますように。
やっぱり、乳がんというか、がん患者って増えてるのかなー。
私が知ってるだけで、うちの会社では、この1年で自分含めて3人。
そんなこともあって、人事が癌患者の働き方について、考えるようになってくれたのかも?
いずれにしても、私にとっては嬉しい職場環境の変化であり、朗報。
転職熱も少し冷めるか?(笑)
そして、会社で脱ヅラしたときのことを書き忘れていたので、なんとなく、今更だけど、書いてみる。
と言いながら、実は特に目立った反応はなかったです。(笑)
「おー、ずいぶん切ったね」
「一瞬、誰だか分からなかった」
「グローバルの人(本社の外人)が来てるのかと思った」
「どこのファンキーなおねーちゃんが座ってるのかと思った」
「南国の派手な鳥みたいだね」(どんな例えだよ!笑)
ということで、ネガティブな反応はなし。
髪型を見て、驚きすぎる、ということも一切なし。
脱ヅラする側は「何か言われるんじゃないか」とか、いろいろ心配しながらタイミングを考えてると思うけど。
案外、何も言われません。
自分が思ってるほど、他人のことは気にしていないらしい。
自分が逆の立場でも、きっとそうだし。
つまり、自意識過剰ってことですね。(笑)
これから脱ヅラされる方。
思い切って、ベリーベリーショートで脱ヅラしても、心配するほど誰も反応しません!
誰も見てません。(笑)