産業医と面談の巻。
こんにちは!
ケイティ・ペリーです。
ケイティ・ペリーが髪型をベリーショートにしたらしく、
似てる(髪型が)と言われて、ご機嫌です。(笑)
脱ヅラ直後のみなさん。
やっと私たちに時代が追い付いてきましたよー!
ベリーショート流行の兆し?
ターバンが暑いので、桂由美を卒業し、ケイティに生まれ変わりました。
そんなケイティ・はるにゃんこ。
産業医と面談したので、その時のお話。
知ってはいたけど、改めて感じたのが、主治医と産業医の違い。
産業医って、あくまでも「会社」のお医者さんなんですよね。
病院の医者や精神科医は、病気を治してくれる先生。
産業医は、会社で働き続けることができるように、健康管理をする先生。
という、大きな違い。
決して病気を治したり、健康状態を改善してくれるワケではない。
うちの産業医がそういう人だっただけかもしれないけど、モノの言い方にデリカシーがなかったな。
まずは、健康状態というか、病気の治療状況を把握するための質問。
産業医 「病気の状況は?」
は 「乳がんで、両側全摘です。」
産業医 「浸潤?非浸潤?」
は 「非浸潤です。」
は 「術前で抗がん剤やって、今は術後の抗がん剤中。年内いっぱいくらい続く予定です。」
産業医 「で、転移とかしてる?肺とかの転移は?」
は 「してません。」
と、こんな感じで事務的に病気の状況チェック。
転移についてとか、人によってはセンシティブに確認した方がいいのではないかと思うようなこと、ズバズバ聞かれた。私のメンタルが強そうだから問題ないって思われたのか分からないけど、ちょっと落ち気味な人がこの産業医と話したら、余計落ちちゃう人、いるんじゃないかなーと思った。
さらに会話は続いていく。
たぶん、もう一人の男性の癌患者さんが数か月お休みを取ったことからの発言だと推測。
一言一句、正確に覚えてはいないけど、こんな感じだった記憶。
「長くお休みを取るようなことになるより、ずっと働いてもらった方がいいのね。だから、残業時間とか、ある程度、労働時間の制限かけて、働き続けられるようにしたいと思うんですよ。」
プラスに考えるとですよ。
ずっと働き続けられるように、健康管理してくれてるワケですが。
ネガティブに考えると、低空飛行でもいいから、働き続けろとも捉えられるワケで。
話し方などから、私は後者の印象を受けた。
だいぶ、ひねくれてるかもしれないですけどね。
確かに、労働時間という意味では改善されたのかもしれない。
在宅勤務も場合によってはOKと許可された。
でも決して、労働「環境」が改善されたとは思っていない。
仕事の内容が変わったワケじゃないから。
社内でもトップ3に入るんじゃないかと思うような、ストレスフルなプロジェクトにアサインされた直後の面談。
「コレ、休まずにちゃんとリードしてやってね、ヨロ!」
と私は捉えてしまったのです。(笑)
ちなみに、以前、会社の顧問弁護士と話した時も思ったコト。
この人はあくまでも、「会社側」の人なんだな、と。
ある意味、ここまで配慮してもらってワガママなのかもしれないと思いつつ。
決して私の健康状態を心配してくれているワケではなく、シャチク的に働くための健康管理をするお医者さんが、産業医という印象を持って、私の産業医との面談は終わったのでした。
あ、なので。
現在、残業時間に上限を設けられて、経過観察中。
若干、今更感満載。
今じゃなくて、FECの時や、手術直後にやってほしかった。
遅いわっ!
と、思ったし、病気の状況聞かれてる時も不快感をあからさまに態度に出したので。
「態度が悪い」と、コメントとかメモに書いてあるかも。(笑)
乳がんパイセン。
会社に来週、乳がんの手術をする人がいると知った。
たまたますれ違った、その方の上司から聞いた。
「何か不安なこと等あれば、いつでもお話します、と伝えてほしい」と言ったら、翌朝すぐにメールがきた。
私と同じ、両側乳がんで、全摘するらしい。
入院の時にあって便利だったもの、術後のこと、再建のこと。
短い時間だったけど、いろいろ話した。
サバサバしている女性で、「いつも通りにしてるのが一番いいの」と言って、毎日友達とご飯に行っていると話してたけど。
とっても気丈に見えたけど。
やっぱり不安が多いようで、ちょいちょいメールが来る。
疑わしい腫瘍だと言われてから、検査、そして次の治療のステップへ進むまでの時間のなさといったら、半端ない。今思い返すと、ネットでいろいろ調べたりしたけど、見当違いなことを調べていた気もする。
その後、なんとなく落ち着いたとき。
何を調べておけば良かったのかとか。
治療に入る前に、どうすれば良かったのかなど、気づいた。
過去に戻ることはできないから、しょうがないけど。
でも、告知間もない人が何かを判断するとき。
適切なタイミングで正しい情報が得られるような仕組みができるといいなー。
と思う、乳がんパイセンでした。
告知から1年。
今日で、告知から丸1年経ちました。
厳密に言うと、もうちょっと前に細胞診の結果で悪性腫瘍だってことは分かってたけど、転移してないかなどの結果と、治療方針が決まったのが去年の今日。
検査続きで、細かい日にちを覚えてないので、この日を告知日にする。
いやー、まさかあの時は自分が癌になるなんて思ってなかったよねー。
悪性腫瘍と言われても、「絶対に治る。」という気持ちの方が強かったから、告知そのもので、すごくショックを受けたということはなかったな。
どちらかというと、抗がん剤で髪の毛が抜けた時に、すごい劇薬打ってて、大変な病気になっちゃったんだ、と思い知らされた感じがした時の方がショックだったかも。
「怒涛」っていう言葉がこんなにぴったりくる一年は、もうないと思う。
あ、思うじゃなくて、2度とありません。
断じてありません。(笑)
抗がん剤やって、髪の毛抜けて、遺伝性ってことが分かって、挙げ句の果てに両側乳がんとかになっちゃったりして。
いろいろあったけど、まあ、元気。
むしろ、前よりも筋トレに励んじゃったりして、癌があったこと以外は、前よりも健康的かも。いや、癌になったから健康に注意するようになったのか?
どっちでもいいや。
でも、とにかく元気です。
再建や、卵巣取るのか、とか。
まだいろいろ考えること、やらなきゃいけないことはあるけど、気持ちも体も元気。
やりたいこともいっぱいあるし、
まだまだ、それなりに長生きする予定です。(笑)
新しい環境と脱ヅラと。
えっとですね。
ちょっと前に、独り言でいろいろ、つぶやいてみたんですが。
人事の担当者が変わり、新しい方が入社されました。私の病気の状況を知ったようで、今朝、上司と3人でミーティングを実施。(上司も今年の1月入社なので、病気の状態、過去の細かい治療の状況までは把握していなかった)
まずは病気の状況ということで、左胸の治療をしていたら、右胸にも見つかり、年明けに手術をしたということを伝えた。
あとは、卵巣についても定期的な経過観察が必要な状態であることも伝えておいた。卵巣については、癌が発症した訳ではないので、言うべきか迷った。でも既に、婦人科の受診でお休みを取らなくてはいけない日がもう決まっている。場合によっては予防的切除の手術で休む必要が出てくるかもしれない。なので、休みが必要になる可能性がある病気のことについては、全て伝えた。
この時点で、人事の担当者の方は女性なので、泣きそうな表情になっていた。
そりゃそうですよね。アッチもコッチもソッチもか!!って感じだもんね。
自分が知った時も、松田優作並みに「なんじゃこりゃぁぁぁ!」って思ったし。
続いて、乳がんはまだ治療中であり、年内いっぱいくらい、3週間に1度、抗がん剤(ハーセプチン)で休む必要があることを伝える。
仕事の状況としては、過去に辞めた2人分の仕事をカバーしていて、実質3人分の仕事をしていることも伝えた。
すると、上司と人事から、以下のようなご提案をいただいた。
・まずは身体と治療を最優先に考えてほしいと思っている。
・治療の日は、今まで通り、お休みを取得して良い。
・身体に負担がかかりすぎているなら、数週間に1回など、お休みを取ることなども検討したい。
・在宅勤務なども検討して良い。
・仮に病欠や有給がなくなってしまったとしても、継続して働ける方法をきちんと考えたいので、その場合は休める方法を考える。
・状況把握のため、産業医との面談をしてほしい。
・不在時にサポートが可能なよう、1人採用することを進めている。
私にとっては、非常に嬉しいご提案。
もしかして、ブログ読んだ?と、思っちゃったよね。(笑)
まあ、世間様に公開してるということは、読まれていてもおかしくないということだしね。そういうつもりで書かなきゃね。変なことを書いたつもりはないけど、改めて、気を引き締めよう。
でも、今回お話をいただいて思ったのは、担当者によって考え方が全く違うということ。やはり政府としてガイドラインは出していながら、現場で実行されるレベルまで落とし込まれていないため、全ては担当者の考え方次第というのが現状だ。人事がきちんと関与して対応してくれるようになったのは、ありがたい進展だ。
ミーティング後、たまたま他部署の方とすれ違ってお話。
その人には私が乳がんになったことを伝えてなかったんだけど、たぶん元上司が心配して言ったんだと思うんですよね。おしゃべりめ!(笑)
オープンスペースで立ち話だったので、明確には言ってなかったけど、「○○さんも、なっちゃったのよ。」と言っていた。
もし発覚直後であれば、ちょうど不安に思っているタイミングだろうと思い、もし話することによって、その方が安心できるなら、いつでも力になりたいというメールを送ったら、来週手術だそう。手術まで穏やかな時間が過ごせますように。
やっぱり、乳がんというか、がん患者って増えてるのかなー。
私が知ってるだけで、うちの会社では、この1年で自分含めて3人。
そんなこともあって、人事が癌患者の働き方について、考えるようになってくれたのかも?
いずれにしても、私にとっては嬉しい職場環境の変化であり、朗報。
転職熱も少し冷めるか?(笑)
そして、会社で脱ヅラしたときのことを書き忘れていたので、なんとなく、今更だけど、書いてみる。
と言いながら、実は特に目立った反応はなかったです。(笑)
「おー、ずいぶん切ったね」
「一瞬、誰だか分からなかった」
「グローバルの人(本社の外人)が来てるのかと思った」
「どこのファンキーなおねーちゃんが座ってるのかと思った」
「南国の派手な鳥みたいだね」(どんな例えだよ!笑)
ということで、ネガティブな反応はなし。
髪型を見て、驚きすぎる、ということも一切なし。
脱ヅラする側は「何か言われるんじゃないか」とか、いろいろ心配しながらタイミングを考えてると思うけど。
案外、何も言われません。
自分が思ってるほど、他人のことは気にしていないらしい。
自分が逆の立場でも、きっとそうだし。
つまり、自意識過剰ってことですね。(笑)
これから脱ヅラされる方。
思い切って、ベリーベリーショートで脱ヅラしても、心配するほど誰も反応しません!
誰も見てません。(笑)
癌サバイバーであることに胸を張れる日。
今日も、おもいっきり、ただの独り言です。
暇な方だけどうぞ。(笑)
癌サバイバーであることに、胸を張れる日。
そんな日ってくるんだろうか?
アメリカでは癌サバイバーの人たちは、自分は癌を克服したのだということを誇らしげに言うということを、何かで読んだ。
そんなカルチャーだから、会社や友人たちに癌になったとを隠さず、病気になったことに引け目に感じることもなく、生きやすいんだろうなー、なんて思ってしまう。
一方、日本は癌であったことを言わない人も多そう。
そういう私も、友だち数人、会社でも必要最低限の人にしか癌になったことを言わなかった。
理由は、二つ。
まず一つは、自分が選択した治療方法について、いろいろ言われるのが嫌だったから。
父が肺癌になり、抗がん剤治療をしている時に、何人かの友人から「抗がん剤って体に良くないらしいから、止めた方がいいよ。」って言われた。
そりゃね、抗がん剤が劇薬だってことは知ってますよ。でも、本人と家族は、抗がん剤治療をした方が良くなる確率が高いというエビデンスのもと、やっている。
もちろん、悪気があって言ってるんじゃないのも分かってる。
病気と向き合って、治療に取り組もうとしている時に、いろいろなことを言われてストレスを感じるのが嫌だった。
二つ目の理由は、癌だということを会社の同僚が知ってしまうと、遠慮して仕事を頼めなくなってしまうのではないかと思ったから。
元気な時は、ちゃんと仕事したかったし、手伝えることは手伝ってあげたかった。
なので、必要最低限の人にしか言わず、治療してきた。
そんな少ない人数にしか打ち明けなかったにも関わらず、ちょっとした言葉に傷ついたりすることもあったな。もちろん、自分もセンシティブになってたのかもしれないけど。
必要以上に傷つきたくないから、言わない人も多いのかなって思ってみたり。
そしたら、Facebookでこんな画像がタイムラインに流れてきた。
(Facebookでシェアもされてるし、画像使ってもいいですよね。)
鏡に映った自分を見たとき。
傷跡に対して、同じ気持ちで向き合えますように。
鏡に映っているその女性は、病気と闘った戦士。
その傷跡は、以前にも増して、あなたをより特別で美しい存在にするもの。
(はるにゃんこ訳)
あと、こんな言葉も何かで読んだことがある。
「何か欠けてるものの方が、完璧なものより美しい。」
私たちったら、失ったものもあるけど。
その分、特別で美しい存在になれたのね。
そんな風に考えると、気持ちの上だけでも胸を張れる。
癌とか、他にもいろいろな病気があるけど。
病気であることを負い目に感じることなく、個性と捉えられ、生きやすい社会になるといいな。
いつか、「私は乳がんサバイバーだ!」と胸を張って言いたい。
【術後】ハーセプチン7回目&筋トレについて
前回、化学療法室も乳腺外科も、やたら混んでたので少し早めに病院に行ってみた。
化学療法室、ガラガラ。
看護師さんに「今日は空いてますね。この間、すっごい混んでてビックリしました。」と言ったら、「時間が早いからですよ。これから80人くらい来ることになってるから、この後はすごいことになるかも…。」だって。
副作用対策で土日に休めるように、金曜日に抗がん剤をする人が多いらしい。
次回も早く来る!
ハーセプチンの副作用は、相変わらずほとんどなし。
・爪が欠けやすい。
・鼻の穴が乾燥してるっぽい感じで、鼻血が出やすい。
・血圧が高め。→ コレ、副作用かどうかよく分からん。でも、乳がんになる前より高いのは事実。体重が増えたからなのか?痩せれば下がるのか?ハーセプチンが終われば元に戻るのか?謎。とりあえず、主治医から指摘さる程ではないので、自分なりにウォッチしとくことにする。
そして、ハーセプチン後は乳腺外科。
こちらも、皆さん他の科を先に回ってるのか、早く呼ばれた。
前回お願いしていた、運動許可書がなかなか来ないなーと思ってたら、先生、まだ持ってたし。(笑)
先生 「許可書まだ書いてなくてスミマセンー。今書いて渡します!」
は 「あ、別に送ってくれてもいいですよ。実は、もう始めちゃったし。」
先生 「腹筋、割れるかな?割れたら見せてね。(笑)」
は 「割れたら、無駄に脱ぎますね、その時は。(笑)ところで筋トレの件で質問です。私、リンパ取ってないから、重いもの持ったりとか大丈夫ですよね?ベンチプレスとか、ダンベルとか。」
先生 「全く問題ないです、大丈夫ですよ。」
は 「この間、大胸筋が筋肉痛になるくらい、やっちゃったんですけど。エキスパンダー入ってても、大胸筋って鍛えていいんですか?」
先生 「大胸筋の下にバッグが入ってるから、大胸筋を動かしたらバッグも一緒に動くかもしれないけど、鍛えるのは問題ない。残った筋って太くなるのかなー。盛り上がっちゃったりするかな…。そういう人、今までにいなかったから、鍛えすぎるとどうなるかまでは分からないなー…。」
は 「OKであれば、とりあえず、筋トレしてみますー。何かあったら相談します!」
ということで。
この間から気になっていた、上半身の筋トレ。
実は聞かずに始めちゃってたけど、主治医OKが出たので、これからは、ますます頑張るぞー。
※あくまでも、私の場合です。筋トレや運動を開始する場合は、主治医に必ず相談&確認をしてから行なってください。
エキスパンダーが入った状態で、大胸筋を鍛え続けると、どうなるかは実験…?
ズレたり、ヨレたりしたらまた書きます。
何かあっても、再建の時に直せるかなーと思って、あまり深くは考えてないです。
目指せ、シックスパック!
運転免許証、更新の巻。
身分証明証が必要なことがあり、運転免許証を出せばいいやと思って、ふと見てみると。
期限切れ!!!
失効しとる!
免許証の写真…。
何年も使うのに、よりによってベリーショートで撮るのかー。
待てよ、ヅラONでもいいのか?
と思って調べてみると、ファッション性が高くない、いわゆる医療用のウィッグなどは、装着したまま写真撮影していいらしい。
今だからこそウィッグを着用して写真を撮ってみるか!?と思ったけど、最近ウィッグなしでいることが多いので、久しぶりに着けると、ヅラ感満載。
な、気がしてしまう。
不思議なもので、ハゲてた頃にヅラを装着してる時は、本当に自分の一部のように感じてたのだけど、髪の毛が伸びてきたら、やっぱりヅラっぽいなーと思ってしまう。
そんな、おハゲ生活を支えてくれていたウィッグたちに、「今までありがとう」って、なんとなく言ってみた。
と、同時に、去年は真夏の暑い中、ウィッグ生活で抗がん剤、頑張ってたなー。
と、思いを馳せる。
なので、偉かった!と、自分のことを褒めてあげた。
1年経った今、ヅラなし生活で、元気に過ごせていることに感謝。
で、免許証の写真。
どうしようかと迷ったけど。
ヅラなしで免許証を更新することに決定。
先日、襟足とか毛先を美容院で揃えてきたので、最近の髪の毛の伸び具合。
抗がん剤終了から、だいたい5ヶ月半くらい。
うしろ。
前。
いい感じで伸びてるんじゃないかなー。
でも、やっぱり前髪の伸びは少し遅いかも。
あ、ちなみに。
免許証の写真は、幅の広いカチューシャやターバンは、帽子とみなされてNGらしい。
なので、ターバン先輩として尊敬する桂由美先生と同じファッションでの撮影はできず。
ザンネン。
免許証の写真って、なんで人相悪く写るんだろ。