乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

【術後】ハーセプチン4回目

4回目のハーセプチンも何事もなく終了。

目立った副作用はなく、爪が割れやすいのと鼻血をたまに出すくらい。

これは恐らく、ハーセプチンが終了するまで、うまくお付き合いして行かなくてはならないものなのであろう。

 

そして。この日はいろんな科を行かなくてはいけないので、大忙し。

ハーセプチン終了後は乳腺外科へ。

先生に生理が戻ったことを報告した上で、以下の質問。

ハーセプチン中でも卵子取れますか?(凍結)

ハーセプチン中断して、不妊治療ってできますか?(別に不妊治療すると決めてない)

 

先生の回答は、どちらに対しても、

「事例がないですね・・・。」

 

ですよねー。

そう思ってました。とりあえず、次回のハーセプチンまでに調べてみてくださいませ。

 

続いて、婦人科。

卵ちゃんがそもそも残っているのか、前回の診察の時に調べてもらっていて、その結果を聞きに行く。残っていなければ、卵巣切除を気持ちよく決断できる。

そーしーたーらー。

 

残ってました。。。

 

ってことで、乳腺外科で質問したことと同じことを質問するも、やはり即答はされず。

 

っていうか、私って遺伝性とかで超レアキャラな上に、レアなことしようとしてるかもじゃないですか。

命がどうこうとかじゃなければ、実験してもらっていいし、学会とかで発表してもらっていいから、治験者ディスカウントみたいなのしてくれませんかー?

ま・じ・で。

だって、卵巣取るの約100マン。

ほんと、ディスカウントプリーズ。 

 

続きまして、精神腫瘍科。

生理が戻ったから、乳腺外科&婦人科でいろいろ聞いてみた、と話をする。そのあとは、自分の診察と全く関係ないことをいろいろ質問したり、世間話したり。前向きな話もできて、和やかな雰囲気で診察は終了。

もう精神腫瘍科は卒業っぽい雰囲気が最後に漂うも、「また次の診察の時に寄る?」と聞かれたので、「寄る!」と回答し、常連化。

この先生とのおしゃべりの時間、好きだなー。

 

精神腫瘍科の先生に、名刺をいただき、お礼のメールを家に帰ってから送ってみたら、今日お返事が来た。先生からのお返事抜粋。

 

前向きには、①過去ではなく未来志向、②ネガティブではないポジティブ、という2つの意味があります。どんどん、前向きでやっていきましょう!

 

ついついこんな病気になると、あの治療の選択は良かったのか、とか。

なんであの時に・・・とか。

いろいろ、考えちゃうけど。

 

うん、うん。

未来志向でポジティブでいること、重要だよな。

5年後、10年後の自分、何してるか考えてみた。

そんなことを考えてたら、ワクワクしてきた。

 

 

お久しぶりです。

な、な、なんと。
抗がん剤終了から約4ヶ月で生理が戻ってきました。
ちなみに、全く関係ないけど、今話題のラ・ラ・ランドを母と観に行きましたが、私には映画のストーリーが合わなかったようで、途中で寝てしまいました。(笑)


話を戻して、抗がん剤で閉経した場合、生理が戻るのは、だいたい半年から1年くらいと主治医からは聞いていたけれど、約4ヶ月で戻るというスピード復活。


生理さん、お久しぶりです。
もうお会いすることはないかなーと思っていたので、生理用品などは捨てちゃっていたため、思春期の娘のようにドラッグストアに買いに走ってしまった。
女子が持ち歩く、コジャレたポーチとか、どっかいっちゃったし。


彼氏に「生理が戻った。」とlineしたら、「おめでとー。赤飯食べるか?」と返事がきた。
いらんし。(笑)


生理の煩わしさがないことに慣れ、BRCA1も陽性だったから、卵巣を取っちゃおうかなーと思っていた矢先に、なんだかなー。


神様もなかなか、いろいろ悩ませてくれますね。
でも、生理が戻っても、卵子がちゃんと元気に戻ってるのかとか、分からないしね。
卵子凍結だの、なんだの。
また悩みごとが増えちゃったよ。
次回のハーセプチンのとき、婦人科も受診予定だから、いろいろ聞いてみよっと。


そして出先から家に帰る途中、おにぎり屋さんの前を通ったら、お赤飯のおにぎりが売っていたので、夜ご飯に買ってしまったのでした。(笑)

術後やっちゃいけないことを、もしかしたらいっぱいやってる事実。

入院中って、みんなリハビリするもんですかね?

どんな術式だった人でもリハビリするんだろうか。

私、全くリハビリしてないんだけど。

勝手リハビリ(腕をブンブンまわすなど)とかしてるし、ヨガとかで上がる範囲で腕上げとかしてるけど。

術後の注意事項も特に受けてないから、いつも通りだけど。

コレで、いいんでしたっけ?

 

他人様のブログを徘徊してみると、

・重いものを持ってはいけない

・腕枕などしてはいけない

・抱っこ的なものもダメ(エキスパンダー入りの場合はどうなのだろうか?)

・ピッタリしたものを着用しない方がいい 

 

とかとか。

いろいろ出てくるわけですよ、注意事項が。

 

で、術後すぐ、全部やってる訳ですよ。

ほぼ毎日。

 

だって、ノートPCは、ほぼ毎日お持ち帰りだし。

バッグは無駄に装飾が多くついてたりで、もともと重いから、PCを入れて激重バッグを日々持ち歩いている。

んでもって、5kgの猫を毎晩、腕枕して寝て、8kgの猫は腹の上に乗っけて愛でている。

愛用中のアップルウォッチは、マグネットでくっつくタイプの、超密着型。

 

コレって、全部やっちゃダメなことなんすかねー?

リンパ節郭清してなければ、丈夫なのかな。

今度の通院時に聞いてみよーっと。

痛くなきゃ大丈夫なのかー?

 

たまーにズキって痛むこともあるし、ピキってくることもあるけど、至って元気っ子。

ハーセプチンの副作

ハーセプチンは副作用がほとんどないと言われている。

実際、初回の投与で発熱したものの、それ以外は至って元気。

FECみたいに、投与後に数日間グッタリしているなんてことはないし、食欲が落ちることもない。

 

が。

 

爪がポロポロ割れる。

色が黒くなったりはしないけど、確実に爪が弱っている。

 

そして、私の場合、粘膜系が弱るっぽい。

気がする。

唇の荒れもそうだし、鼻をかんだだけで鼻血が出たり。

会社でいきなり鼻血ってビビりますから。

マジで。

ビビりすぎて、昨日は鼻血が出た瞬間、帰り支度してみた。(笑)

私にとって、鼻血は帰る理由。

イヤ、残業から解放されたかっただけかも?(笑)

 

前回からの学習による対策。

■唇の荒れ:とにかく保湿。リップはSAVEXが大好き。学生の頃から愛用。

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■鼻の乾燥:ワセリンにて保湿。鼻血が出たときはオロナイン。

 

会社を休むほどの副作用ではないけれど、地味ぃ~な副作用もイヤですねー。

気分が上がらないよね。

せっかく暖かくなってきたから、お散歩でもして、通い始めたジムもちゃんと行って、気分を上げよっと。

 

お誕生日会

3連休の最後の日、3月生まれさんのお誕生日会をやってきましたー。

みんな、乳がんつながり。

まだ治療中の人もいたり、みんな、病気でいろいろあったけど、

こうして、美味しいご飯を食べてお祝いできるなんて、嬉しい、楽しいね♪

 

カンパイ♡

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ブルゾン的に言うと、地球上にいる、35億と5千人万以上いるニンゲンと出会ったこと、コレ、偶然ではなくて、もはや必然であるという深ーいお言葉を教えて頂く。

ステキな必然、ありがとう♡

みなさんに出会えたことに感謝。

 

お誕生日は、みんなが主役。

ということで、全員分のティアラ購入~。

無理やりかぶせて、ごめんなさい。(笑)

でも、こんな感じ、たまには気分も上がりませんかー?

 

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楽しかったね、楽しかったね♪

今回は残念ながら参加できなかった方も、来年はぜひ!

 

企画してくれたIちゃん、Yさん、ありがとう♡

ステキなお誕生日会でしたー!

 

謎の肌荒れ

何週間か前から、上唇がひどい荒れ方をしている。

リップクリーム塗ろうが、ワセリン塗ろうが、オロナイン塗ってみても、何しても治らん。

むしろ、広がってる感。

 

なので、近所の皮膚科に行ってみた。

原因不明。

まあ、病気が病気だし、ハーセプチンまだやってるし、体にいろんな負担がかかっているのが原因かもね、と。

「口の周りについた食べ残しを拭き忘れて、荒れちゃったんじゃないのぉー?」

なんていう、よくわからない医者のジョークはスルーしておいた。

寝起きに、くだらないジョークに絡めるほど、まだ腕つけてないもんで。

ホント、ごめんなさい。

会社行く前とかの朝一とかじゃなくて、午後に受診とかだったら、もうちょっと気の利いた返しするんだけど。

ホント、朝はスミマセン。

 

とりあえず、アルメタ(ステロイド)を処方され、ステロイドなんで、数日つけて治ったら、止めてねと言われた。

治ったから、指示通り止めた。

 

そしたら、なんだい!

また出てきたよー。

どういうこった!

 

とりあえず、残ってる薬塗るけど。

なんなん?

この肌荒れ。

 

近所のクリニックじゃなくて、乳がんの治療してる病院の皮膚科を受診した方がいいのか?

ということで、この肌荒れに対する結論は、今のところナシ。

 

精神腫瘍科へ行くの巻

ワタクシ、自分で言うのもなんだけど、たぶんメンタルはかなり強い。

少なくとも自分ではそう思っている。

過去の経験上、メンタルに来る前に体に不調が現れる。

たとえば、帯状疱疹が出たり、蕁麻疹が出たり。

でも、メンタルだけはやたら強いという自己分析。

 

手術も終わり、運動許可も出たし、ハッピーに毎日を過ごしている…。

ハズなのに。

なんだか、ここ数日、ちょっとだけ体調が悪い。

お腹が痛かったり。

寝つきが悪かったり。

寝ても、途中で目が覚めたり。

あ、寝つきが悪いのはスマホブルーライト浴びまくってるからかも。

でも、ブルーライトの原因は、病気のことを調べてたりする訳で。

(くだらないネットサーフィンしてることも多々あり)

 

アレ、もしかして、もしかして...。

もしかしてだけどー (もしかしてだけどー)

もしかしてだけどー (もしかしてだけどー)

腹痛の原因ってストレスなんじゃないのー?

そういうことだろ

 

古っ!(笑)

 

まあ、とにかく。何かがストレスになってるんじゃなかろうか、と思った訳です。

んで、このストレスを早めに取り除いてしまいたいな、と。

そう思ったら、いてもたってもいられなくなり(ここで、コノ言葉づかい、あってる?笑)午前半休を取って、精神腫瘍内科へ行くことに。

こういう時だけ、病気カードを使います。

すぐこのカードを切って、休みます。

カードの利用上限がありませんように。(笑)

 

電車の中で、ネットで調べてみると、精神腫瘍内科の初診は、要予約らしい。

え?ヤダ。

今すぐ行きたいのに。

私、患者だし、とりあえず行ってみて、ダメなら予約だけ入れて帰ればいいか、と思い、病院へGO。心療内科の受付へ直接行き、「私、ここの乳がん患者でして。予約はしてないんですけど、精神腫瘍内科の先生と話したいんです。今日はダメですか?」

受付の方から、先生へ確認していただき、なんと!待ち時間もなく、すぐに診てもらえることに。

 

診察室へ入るなり、

先生 「君、ラッキーだねー。僕、お昼に行こうと思ったところで、ちょうど時間が空いたんだよ。どうしたの?」

 

は 「ランチの時にスミマセン!ありがとうございます。去年、乳がんになりまして。カクカクシカジカと経緯説明。悩んでることがあるとしたら、卵巣切除のことですかね。それがストレスなのか分からないんだけど、ちょっと体調不良が続いていて。これって、ストレスですかね?」

 

先生 「君、本当にいろいろ大変な経験したんだね。そんなに大変な状態なら、ストレスにだってなるよ。でも、メンタルは全然弱くないよね。だって、こうやって突然、僕のところに来ちゃうし、行動力あるよね。でもね、僕はその行動力、嫌いじゃないよ。いいんじゃない?話聞いてると、君、結論出すまでの間に待ってるのがイヤなんじゃないの?」

 

は 「はい、そうなんですかね?(あ、そういうことなのか?待ちが苦手なのか?ただの短気でイラチなヤツか!) 心の声」

 

先生 「過去とか未来のこととか考えてもしょうがないでしょ。今どうするか、ってことだけ考えればいいんじゃない?今、こうやって僕に話に来て、良かったと思えたら、それでいいんじゃないの?」

 

は 「そうですね。(アレレ?ストレスの原因が分かったかも?なんとなくスッキリ?過去とか未来は関係なくて、今この瞬間がOKなら全部OKっていう考え方、いいじゃん)心の声」

 

先生 「次の婦人科の診察の時に、こういうこと聞いてみたら?で、君のこともう少しサポートしてあげたいから、婦人科での診察後に僕のところにまた寄ってよ。あと、ワイパックスっていう抗不安薬を出しておくね。」

 

は 「ありがとうございます。抗不安薬みたいなのって、依存症とかになったりしないんですか?だったら、別に不要な気がするから飲まなくても大丈夫かも。」

 

先生 「頭痛とかあると、頭痛薬飲むでしょ?歯が痛い時にも痛み止め飲むでしょ?それと一緒。ちょっと調子悪い時に、飲むだけ。ずっと飲み続ける訳じゃないし、頓服的に飲めばいいから。でも、1回あたり2錠までね。とりあえず、次回の予約入れておくから、3時か4時くらいまでいると思うよ。寄っていってね。」

 

と、突撃訪問は終了。

ストレスに関する相談してるつもりが、いつの間にか笑い声とか混じったりして。

気持ちを前向きにしてもらえた、とても良い時間だった。

 

実はワタクシ、海外に住んでいたことがちょっとだけありまして。

セラピーを受けることには、あまり抵抗はない。

この世界について、あまり詳しくないけれど、なんとなくアメリカって気軽に精神科医に悩み事を相談しているイメージ。実際、ドラマでも良く観る設定だし。

それに対して、日本は、日本人の美学として、我慢とか恥じらいとかがあるからか、本当に辛くてどうしようもならない状態まで、我慢しちゃうイメージ。

「精神科」とか「心療内科」っていう名前が余計にハードルを高くしているのかな。

 

でも、誰だって心がちょっと元気がなくなる時、あると思う。

私たちってば、すごい病気にかかっちゃったんだから、考えるだけでもストレスになるし、ましてや、しんどい治療だっていっぱいやってる。

 

だから、しんどくなったら、誰かに相談してみる。

友だちでも、家族でも、誰でもいいから話してみる。

必要であれば、医療機関も受診してみるっていうの、いいんじゃないかなって思う。

 

病気の主治医とメンタルドクターと話す内容って、なんとなく違くって。

くれるアドバイスとかも違ったりして。

私の初の精神腫瘍内科の受診は、ストレスの原因を自分で理解し、前向きになるきっかけを作ってくれる、とても良い体験となりました。

 

あ。でも。メンタルドクターは、主治医以上に相性が重要だと思うので、合わなかったら他の先生とも話してみた方がいいかも。

何気に、3人くらいのメンタルドクターと話したことありますが、今回診ていただいた精神腫瘍内科の先生が、私は相性がバッチリでした。

ステキな出会いに感謝!

突撃した自分を褒める。