【まとめ】ハーセプチン
ハーセプチンも終了したので、総括を書いてみます。
【副作用】
・爪がもろい
二枚爪になったり、足の爪に限っては、縦に割れたり。とにかく爪がもろくなって、よく割れた。
・鼻の乾燥
なんとなく、鼻の穴がいつも乾燥していて、イヤな感じがする。
・皮膚の乾燥
乾いてる。年のせいなのか、乾いてる。(笑)
私は皮下乳腺全摘という方法で手術をしているのですが、乳輪がカッサカサに乾いてしまった。
ブログで文字に起こすとなんだか恥ずかしい。キャッ!
・倦怠感
ハーセプチンのせいだけではない気がする。定期的な通院だったり、抗がん剤の名残なのか。仕事疲れもあるかもしれない。
・めまい
たまーに、めまいのようなクラクラっとすることがあった。
今さら、終わってから気づいたんですけど。
ハーセプチンって、「皮膚や粘膜の乾燥」っていう副作用があるらしい。
爪も鼻も、極度の乾燥状態なのではないかという気がする。
終わってから気づくという。(笑)
【対策】
・爪がもろい
かなりサボってたのですが、あまりにも二枚爪になったりと、ひどい状態になってしまったので、オイルで保湿。ばっちり効果あります。
・鼻の乾燥
ワセリンを塗ると、すぐ改善!
でも、やりすぎもよくないらしい。
ネット情報ではあるけど、長期で使うと肺炎のリスクがあるのだとか。なんでも、適度なのが一番。
・皮膚の乾燥
全身はボディローションなどでしっかり保湿。
ただ、乳輪の乾燥だけは、どんなオイルやクリームを塗っても全く改善しなかったんだけど、主治医にヒルドイドを処方してもらったら、すぐに治りました。今、何かと話題のヒルドイドですが、保険適用外になったら、本当に困る人たちがいっぱいいると思うので、正しい使い方をしてほしいな、と切に思う。
・倦怠感・めまい
私は独身・一人暮らしなので、疲れを感じたときは、とにかくグダグダするというワザを発動します。一日グダグダしてれば、なんとなく復活。身体を休めることが重要なんだと思う。無理せず、自分のペースで。
こんな感じで、ハーセプチンは吐き気などもなく、寝込むこともなく、痛いとか、そういうこともなく。比較的軽い副作用で終了しました。
唯一、痛かったのは財布。
痛い、痛い!
ハーセプチン、高いっ!!!
1回あたり、約4万円を18回。
ちょっと、数字で書いてみますよ。
自分でも驚くけど、みなさん、本当に驚かないでくださいね。
40,000円x18回=720,000円
な、な、ななじゅうにまんえん!
神様、気絶しそうです。
3週間に1度なので、月1回のときもあれば、月2回のときもある。
月1回のときは、限度額が適用されないので、お金は出て行くのみ。
いやー、改めて見ると本当にがん治療ってお金がかかりますね。
ホント、生きるために働くってまさにこのことですよ。
休みたいけど、休んじゃいられない。
治療費のために、働くしかない。
でもね、働いてていいこともあった。
働いてる間は、仕事に没頭しているので、病気のことを忘れることができる。
仕事をすることで得られる達成感や、人や社会との繋がりを感じることが出来、私にとっては、働きながら治療してきたのは、本当に良かったのではないかと思う。
また、治療しながらでも仕事ができる、仕事をしてみせるんだ!という強い目標を持っていたのも、良かったのかもしれない。
自分の性格的に、もしも休んでいたり、会社を辞めていたりしたら、がんのことしか考えない生活になり、いろんなことにくじけていたんじゃなかろうか。
いろいろ大変ではあったけど、仕事を続けていて良かった。
がんになっても、普通の生活が送れる。
そう思えることが、どんな薬よりも功を奏したのかもしれないと思う今日この頃。
不安がないかと聞かれれば、全くないとは言い切れない。
これは、がんになった人、全員に共通することだと思うけど、どこかが痛くなれば再発や転移の恐怖が頭をよぎる。
でもね、そんなことばっかり考えててもしょうがない。
がんのことばかりを考えるのではなく、その日にあった楽しいことを日々実感し、普通の毎日に感謝しながら、一日一日を大切にする。
口角をキリリと上げて、笑顔で、とにかく楽しい毎日を過ごす。
それが今後の私にとっての一番の薬だと思ってます。
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