再建手術後9日目のお話。
術後9日目には、ドレーンを強制抜去。
異物なので、ずっと入れていると感染症を起こしてしまうらしく、乳腺の手術の時もMAX2週間と言われていた。
この日で、ほぼほぼ10日目くらい。
まだ廃液量が多めな箇所があるも、強制抜去でやっと管が全部抜けた!
いやー、身軽!
やっとシャワーが浴びられる!
と思いきや、明日からだって。
ちぇっ。
待ちに待った退院だー!!
と思うも、実は身体がちょっとダルイ。
案の定、36.9度の微熱。
退院できなかったらどうしようと思うも、許容範囲っぽい。
38度以上の発熱があったら連絡してくださいと言われる。
割とスパルタですネ。
3回目のオペ後からあまりよく眠れていなかったせいなのか。
微熱があるからなのか。
イマイチな体調のため、ひたすら寝て過ごす術後9日目。
夜も早々に電気を消して寝ていたら、来ないと思っていた主治医が登場。
嬉しいサプライズ♡
アレ、海外出張って今日からじゃなくて?(笑)
お腹に赤くなっている部分があり、どうやらそこが気になるらしく、今日は病院ではなくクリニックの診察日なのに、帰りに寄ってくれた模様。
先 「ココ、痛い?」
は 「押すと痛いです。」
先 「もしかしたら水が溜まっちゃってるかもしれないからさ。ちょっとココの部分は慎重にみて行きたいんだよね。」
さらに、
先 「水を抜く通院で来週も来てくれるんでしょ?通院が大変なら乳腺の病院でやってもらう?」
通院は確かに乳腺の病院の方が楽だけど、慎重に診た方がいいならヤダよー。
先生、会いにゆきます。
今、会いにゆきます風。(笑)
は 「いえ、来れる範囲内では通院しますので、来週の外来でまた相談させてください。」
入院最終日は、思いがけない先生のサプライズ診察もあり、終了。
ずっと寝てなかったからなのか、体力的にも気力的にも回復してきたからなのか。
山は越えた安心感からなのか。
入院生活の中で一番よく眠れた日。
先生、看護師さん、みなさま。
お世話になりました!
ポチッ。
主治医ラブが止まらない。
いやー、ホント。
主治医ラブが止まりません。(笑)
術後、欠かさず毎日毎日。
休みの日まで回診に来てくれた主治医。
退院2日前の朝も7時半くらいから回診に来てくれたんですよね。
なので、まさか夜まで来てくれるとは思っておらず。
個室なのでYoutubeでX Japanを聴いてたら主治医が入って来ました。
Youtube 「紅だーーーー!」
先 「はるにゃんこさーん」
は 「!!!!」
センセイ、ナイスタイミング!
いやー、焦りますよね。
Youtubeの止め方忘れたし、一瞬。(笑)
先 「明後日、退院だよね。僕、明日から海外出張で診に来れないから、最後にもう一回ちゃんと診させてね。」
は 「ありがとうございます」
先 「ココ、ちょっとまだ色が悪いし硬いけど、絶対時間が経てば大丈夫だから。」
この病院には何人かの形成の若手先生がいらっしゃいますが、実は大御所の主治医の診察が一番丁寧。
必ず肩からかけているドレーンの紐を外して、お胸全体を診て、触診してくれる。
若手先生も丁寧なのですが、そこまでしてくれない。
これが形成の名医たるものなのか!と毎回毎回、思っていました。
若手先生も、主治医から学べればいいんだろうけれど。
主治医は自由人のようで、好き勝手に一人でフラっと適当な時間に来るから、診察の様子を見る機会もあまりないんだろうなー。
もったいない。
先生、部屋を出る前に可愛い一言。
先 「いろいろ大変だったけどさ。僕のこと嫌いにならないでね。」
AKBのマエアツかっ!!!(笑)
は 「出張前の遅い時間にありがとうございます。」
先 「月曜日はいないけど、木曜日はいるから、また診せてね。お願いだからくれぐれも大人しく過ごしていてね。」
は 「はい、ありがとうございます。」
いやーセンセイさ。
可愛すぎるわ。
嫌いというより、もはや主治医ラブが止まらないでしょー。
嫌いどころか、好き光線を感じてください。(笑)
センセイ、いろいろお世話になりました。
ホント、いろいろあったけどきっとお互い印象深い手術&経験でしたよネ。
引き続きよろしくお願いします♡
むしろスキ♡
ポチッ。
【紡ぎ】特別企画開催報告&9月シェアルームのご案内
8月19日(土)には、紡ぎとして初めての特別企画「乳がんと心のケア」を開催しました。精神腫瘍科の保坂先生を招いてのワークショップです。
ワークショップのテーマは2つ。
① 周りとどう付き合うか?
② 不安とどう向き合うか
周りのサポートに関するセッションで、患者が必要な3つのソーシャルサポートについてお話がありました。
①情緒的サポート
この人に会うと気持ちがラクになる、癒される人
➁手段的サポート
病院への送迎や家事のお手伝いなど、行動的な面でサポートしてくれる人
③情報的サポート
正しい情報を教えてくれる人(医療者が好ましい)
できれば、各ソーシャルサポートには2~3人の人がいてくれるといいらしい。
個人的な経験から、このサポートって、特に告知直後だったり、通院真っ最中にいてくれたら本当にありがたい存在だったのではないかと思う。
自分には家族とカレシ、がんのことを打ち明けた数人の友達がいたけれど、なんとなくお互いに気を遣ってしまっていたので、保坂先生の言う理想のサポートの形ではなかったような。周りの話を聞いても、ほとんどの人が告知直後ってそんな感じだったんじゃないかなぁと。
もしも今、自分にはソーシャルサポートが足りないなって思った方は、「紡ぎ」のような場所を活用して情緒的・情報的なサポートを得ていただくきっかけ作りができればな、と思った次第でした。
間違いなく、同病仲間は心強い仲間なのです。
参加者さんかも、「今は精神腫瘍科の診察は必要ないかもしれないけど、いざという時には、保坂先生みたいな人がいてくれると思ったら安心できた」というお声をいただき、このような特別企画を開催して本当に良かったなと思いました。
だいぶ前の記事に書いたことがありますが、知識は病気と闘っていく上で武器になるのです。
また、個人的には、ブログを読んでくださっているという方とお話することができ、このようなブログでも少しは役立ってるのかもしれないと思ったら、亀更新ではありますが、今後も頑張って書いていこうと思えました!優しいお言葉、ありがとうございます!
保坂先生のお話を聞いてみたいという方は、イベントでご登壇される予定もありますので、お早めにお申し込みを!
■保坂先生のクリニック
保坂サイコオンコロジー・クリニック | がん患者さんとご家族のための心のケア専門クリニック
■保坂先生のブログ
■保坂先生がご登壇されるイベント
‐ ピンクリボンシンポジウム 2018年9月30日
東京シンポジウム | シンポジウム | イベント紹介 | ピンクリボンフェスティバル
‐ 乳がんと前向きになれるフォーラム
【乳がんと前向きになれるフォーラム2018】 詳細&申し込み方法
そして、9月のシェアルームの募集も開始いたしました!
9月はももすけちゃんと私が担当させていただきます。ご都合の合う方は、ぜひお申し込みください!
ももすけちゃんブログ
紡ぎホームページ
ちなみに、前々から告知から1年以上経っている人に向けたシェアルームも企画したいね、っていう話はスタッフ内で出ていたのですが。今回ご参加いただいた方からも同様の声をいただきまして、鋭意企画していきたいと思っております。
乞うご期待!
私は金銭的サポートもほしい。(笑)
ぽちっ!
再建手術後8日目のお話。
えっと。
3回目のオペからメキメキ回復してきた、術後8日目と言われている日。
実は夜、まーったく眠れてませんでした。
なんでや。
麻酔で寝すぎた?
あまりに眠れなさすぎて痛み止めのロキソニン(副作用に眠気アリと思い込んでいる)とか飲んで、数時間だけ寝てみる。
飲まない日は、ほぼほぼベッドで夜ゴロゴロしてるだけ。
毎朝、看護師さんや先生の回診の時に「夜はちゃんと眠れてる?」って聞かれ、とりあえず「はい」って答えてるけど、ぜーんぜん眠れない。
看護師さんからは、睡眠導入剤をあげるよって言われるけど、クセになりたくないし。
先生には心配かけたくないし。
なので毎晩、夜の長いこと、長いこと。
しかし、昼寝してる訳でもないのに。
なんでや。
そして術後8日目、やっと全ての点滴の針が抜けたー!
ドレーンはまだぶら下げてるけど、かなり身軽。
身体中に刺した点滴やら採血やらの針の跡が痛々しい。
そして、術後の過ごし方について注意事項が記載されているパンフレットを看護師さんからいただく。
◆食事制限
特にないが、コーヒーは血管を収縮させるため控える。
◆肩の動き
しばらく上げない。術側と反対側を使いましょう。
→両側の場合、どうするんでしょう?
肩を上げないって本当無理。入院中ですら、パジャマを着たりドライヤーかけたり。マジで無理。どうやって過ごしたらいいのやら。
あと、自分的に気をつけようかなと思ってるのは、あまり混雑した場所に行かない。
しばらく、挙動不審な酔っ払いがいそうな場所とかは、絶対に行かない。
マジで、ここまで苦労して手に入れたパイオツ、なんかあったら困る。
大人しく、優等生に、静かーに過ごす予定。
だって、ぶつかってくるような人がいたら、マジでカカト落としするよ?
そして、この日はお友達のみやびちゃんが診察日だったため、病室に遊びに来てくれました。
術後から音信不通な時間が長かったため、本当に心配してくれていたみたいで。
久しぶりのお友だちとのおしゃべりは、すごく楽しかった!
そういえば。
スマホをいじれるようになってからLineを見たら、未読数が数百件超え。
みんな、心配して待っててくれました。
こんなに心配して待っててくれるお友達がいるなんて、本当に心強い。
みんなの応援があったので、無事生還しましたよー。
みやびちゃんは、乳房再建サロンの運用のお手伝いをされています。
本当に再建に関する情報は詳しいので、これから再建を考えている方は、ぜひ足を運んで情報を仕入れて見てください。きっと役立つ情報があるはずです。
運動OK出たら、キックボクシング始める予定。
踵落としだ、ポチっ。
術後7日目のお話。
7日目には、またまたドレーンを2本抜いてもらいましたー。
あと2本!
って、どんだけぶら下げてるんでしょう、私。
酸素はだいたい戻って来たらしい。
ただ、まだ微熱が少しある感じ。
前日にはお友達が再建後の修正手術のため、同じ病院に入院。
同じ主治医に手術してもらうのです。
手術前に少しお話しできてよかった!
そして、お友達の手術前に先生がまた回診に来てくれましたよ。
その時にまた少し雑談。
先 「はるにゃんこさんは、とにかく出血が多くてね。ハーセプチン中だっけ?」
は 「いや、ホルモン陰性で、昨年11月に全ての化学療法は終えたので、今は無治療です。」
先 「そうかー。美容サプリメントとか飲んでる?」
は 「いえ、マルチビタミンくらいですね…」
先 「そうかー。なんでかなー。まあでも元気になって来てよかったね。また今日もドレーン抜けるんじゃない?出血してたから、まだ少し胸が硬いけど3ヶ月くらいしたら柔らかくなって来るからね。楽しみにしててね。」
は 「楽しみですー。ありがとうございます♡」
こんな感じで毎朝5分あるかないかの会話。
でも、この短い時間でもやっぱり主治医の顔を見ると安心できる。
若手の先生が回診に来てくれるときの私の塩対応。
主治医が来てくれたときのラブ感。
この温度差、なんなんでしょう。(笑)
先生、毎日ありがとー♡
お友達の手術、頑張ってね!
そうそう。
院内は歩いてOKの許可も出たので、外来の患者さんがいなくなった夜、コンビニまで徘徊。
フラつきがあるのは、体力がないからなのか貧血気味だからか分からないけど、たかがコンビニに行くだけで疲れてしまう。
徐々に、徐々に。
そうそうPart2。
入院前にもお友達にコメント欄で教えてもらったのですが。
テープかぶれがひどい人に、コレがいいらしい。
ただいま、私は実験的にコレを貼ってもらっています。
実際、痒みは今の所ありません。
ちょっとお高いのですが。
テープ貼り替えの頻度はマイクロポアテープとかより長く、1週間くらい貼りっぱなしでいいらしい。
あと、私みたいに傷口が大きい人にとっては、テープをチマチマ切らなくていいので、長いままで貼りやすい。
歩けるようになって来ると入院生活も飽きて来ますねー。
動かないから、疲れないせいなのか。
昼間ウトウトしてたりする時間があるからなのか。
夜、全く眠れなかった。
毎日3時間くらいしか眠れない。
早く家のベッドでカワイコちゃんsと寝たくてしょうがなくなった、術後7日目。
ただ、割としんどい経験をしたので急いで退院したくないなーっていう気持ちもあったり。
オトメゴコロは複雑ですネ。
だいぶ元気モリモリになってきた。
ポチッ。
術後6日目のお話。
気分的にも体力的にもかなり回復してきた6日目。
ただ、微熱は続いており、まだ37度の熱。
さらに、酸素もまだちょっと低めで95くらい。
貧血も続いており、浮腫みもまだある。
でも、顔すら上げられず、言葉もろくに話せなかった時のことを考えればかなーりの回復っぷり。
6日目には、めでたくドレーンが3本抜けましたー。
だいぶ身軽になりましたよ。
まだ3本残ってるけど。
んで、この日はだいぶ自分的にもゆとりがあったので、手術についてどんな感じだったのかを、体拭きしている時に看護師さんに聞いてみました。
前の記事にも書きましたが、私は極度の浮腫み体質らしく、血管も脆く、前代未聞の20時間オペになったらしいんですよね。
恐らくこの長時間オペが原因となり、肺に水が溜まり、さらには無気肺にもなり、乳房再建の患者としてはかなりレアケースと思われるHCUへ入るという対応。
これは自家組織による乳房再建手術が危険とかそういうことではなく、恐らく長時間オペで体にかかった負担や、もともとの浮腫み体質だったりしたものが重なって、このような状態になってしまったと思われます。(あくまでも、看護師さんの話を聞いた私の素人判断です)
ただ体への負担が大きい手術であるのは事実かもしれません。
とにかく、今回の私はかなりのレアケースなことや体質的なものが重なり、割と先生にとってもお初に近いようなことがたくさんあったっぽい。
私の経験が、先生始め、他の患者さんたちに活かされますように。
先生は相変わらず毎日回診に来てくれ、お胸のチェック。
「お腹の浮腫みが取れてきたら、スリムになるよー!」だって。
わーい、ラッキー☆
太らないように気をつけようっと!
忙しい先生なので、短い時間ではあるんだけど、主治医が顔を見せてくれるだけでホッとする。
ここにきて私の主治医好きが止まらない。
乳腺外科の主治医ラブ、形成の主治医ラブ。
私って、もしかして医者専?(笑)
命を救ってもらった感があるからなのかしら。
でも、主治医たちと絶対的な信頼関係が築けたことは、本当にラッキーなことだなって思う。
ああ、主治医たち。
これからもずっと主治医でいてねー。
病院とか変わっちゃヤダよ。
イエス、フォーリンラブ。
ポチッ。
再建手術後4日目のお話。
術後のお話に戻ります。
たぶん、左胸は手術から4日目だったからかな。
本来の術後5日目ではないのですが、3回も手術してるので、「今日は術後4日目でカウントしよう」という話になり、4日目のお話として書いてます。
実際は、右胸の3回目の手術の翌日のお話し。
術後からずっと37.5〜38度くらいの微熱が続いていたけど、だいぶ元気が出てきた。
そして、やっと食事を取る気力も。
手術した日から4.5日は、ほぼ飲まず食わずの日々。
ってか、そもそも顔も上げられないから、食べられないし。
4.5日目の夕方に、やっとカロリーメイトのゼリーが食べられた。
やっぱ、人間って食べるの重要ですねー。
食べると、みるみる元気が出てくる。
あと動けるようになると、これまた元気が出てくる。
そーしーてー!
ワタクシなんと、8本もドレーンを下げていたんですが。
ちなみに、友達からはタコ足ドレーンとlineが。(笑)
タコ足ドレーンも、4日目にやっと2本抜け、タコから昆虫へ変身。
わーい!
さらに、4日目はテープ張り替えの日。
初めてお腹の傷を見る。
穿通枝の場合って、お腹の傷(お尻とかも)はモリっと盛り上がって縫われてるんですよね。
皮膚が伸びるので、わざと盛り上げて縫うらしい。
1年くらい経つとパンツの線みたいになると聞くけれど、しばらくは芋虫みたいなのが腹の上を一周してる感じ。
テープ張り替えの時に先生に聞いたら、どうやら私の腹は4人くらいの先生が縫い合わせたとか。
若手先生の皆さん。
自分でどこ縫ったのか覚えておいてくださいね。
1年後に仕上がりのクォリティチェックしますよー。(笑)
3回も手術をしたからか、本当に本当に、なかなか体調が上向かず、ご飯を食べられるようになったら看護師さんたちみんなが喜んでくれて。
こんなに親身になって診てくれ、喜んでくれるなんて本当にありがたい。
入院の度に思うけど、本当に看護師さんって素晴らしいお仕事ですねー。
尊敬しちゃう。
しかし、なんてたって一番効果があったのは「手当」かなー。
右手がパンパンに浮腫んじゃって、痛くてしょうがなかったんですよね。
母がずっと手をさすってくれてて。
看護師さんもたまに腕や足をさすってくれたりして。
先生も麻酔がかかる前にずっと肩に手を置いてくれていて「頑張ろうね。」って言ってくれたり。
どんな治療よりも私にはハンドパワーが一番嬉しく、効果があったな。
貧血が激しかったらしく、立ち上がるとフラつきが激しかったけど、とにかく大人しくして回復を待った術後4日目。
ハンドパワー、きてます。
ポチッ。