卵巣の定期検診
本日、卵巣の定期検診。
遺伝子検査の結果、卵巣がんを発症する可能性が高いことから、半年に1回、定期検診がある。
乳がんは、マンモとかエコーとか、いろいろな検査方法があり、早期発見をすることができる。
でも、卵巣はサイレントキラーと言われてるだけあって、乳がんのように検査で早期発見するのが難しいらしい。腫れなど、何かしらの異常が分かった時には、既にがんが広がってしまっている可能性が高いそうだ。
なので、婦人科の先生に「卵巣をもっとこまめにチェックしてほしい」とそれとなく言ってみたところ、頻繁にやればいいというものでもないらしい。
万が一、卵巣にがんが発症していた場合、エコーの機器を挿れた際に、がん細胞が体の中に飛び散ってしまう可能性があるのだとか。なので、むやみやたらに検査するものではなく、半年に1回というのが適正な頻度なのだと言われた。疑り深い私は、他の病院で定期検診をしている人にも聞いてみたけど、やはり同じような回答だったと聞き、とりあえず卵巣は今の病院で引き続き、経過観察することに。
まずは、採血。
がんになる前は、よく献血してて、「いい血管ですねー!」って褒められていた血管がどこかへ行ってしまった!
そんなことってあるの?
もしかして、太って埋もれた?(笑)
採血の後は、卵巣のチェックのために婦人科へ。
腫瘍マーカーの値CA-125は、12.1で問題なし。
卵巣も問題なし!
そして卵巣膿腫は、抗がん剤で生理が止まってたおかげで、小さくなっていた。
◾️ 膿腫の大きさ:3.7cm x 2.7cm → 3cm x 2.5cm
生理が止まっていたのは、悪いことばかりではなかったらしい。
卵巣膿腫も引き続き、経過観察。
次の検査は、半年後。
しかし、血管。
どこ行っちゃったのー?
手の甲は痛いから、戻ってきておくれー!
体重が戻れば血管も元通りになるのか?
やっぱ痩せなきゃ。(笑)
美容院&部分ウィッグ
未だに私のベリーショート、他部署の人から反応があります。
「新人が入ってきたのかと思ってた。はるにゃんこだと思わなかった。」
⇒ 顔も見てください。
「昔からこんなファンキーなかんじでしたっけ?」
⇒ ファンキーより、ファンシーを目指してます。一文字違うだけで、意味がだいぶ変わってきます。気を付けてください。
「どうしちゃったの?なんかエキセントリックになっちゃって。」
⇒ エキセントリック…。
エキセントリック。
自分が使うとしたら、「奇抜」とかそういう意味合いで使うかな?でも、日常会話では、あまり使わない言葉だよね。グーグル先生、正しい意味を教えてください。
■ エキセントリック:普通のものとひどく変わったさま。風変わりなさま。奇矯。
奇矯!?
グーグル先生、奇矯の意味も教えてください。
■ 奇矯:行動・思想傾向が普通の人とは変わっていて激しいこと。
え?
変人ってこと?(笑)
ちょっとWikipedia先生にも聞いてくる。
■ エキセントリック:人の性格を形容する言葉としてのエキセントリックについては「奇人」「不思議ちゃん」を参照。
え?
もしかして、面と向かってディスられた?(笑)
ま、いいか。
しょうがない。
今のこの長さの髪型が、私にとってはフツーなんだから。
やはり私は、記録より記憶に残るオンナを目指す。
しかし、ベリーショートだと、実際に早く伸びてるかどうかは別にして、髪が伸びるのが早く感じる。襟足や耳の上あたりがすぐにモッサリしてしまうので、前よりも頻繁に美容院に行っている。
そして美容院に行く数日前から、無性にサイドを刈り上げたい衝動に駆られていた。
でも、転職活動するとなったら、刈り上げ女子ってエキセントリック少女だよね?
あ。別に、エキセントリックを根に持ってる訳じゃないですよ。
ベリーショートっていうだけでも、少し奇抜(エキセントリックじゃない)な雰囲気を醸し出すのに。
刈り上げ女子がきたら、輪をかけて奇抜感(エキセントリックではない)出ちゃうなー。
根に持ってるね?私。(笑)
美容師さんと相談して、刈り上げる代わりに、左サイドを短くして、アシメっぽくしてもらった。トップが、刈り上げ部分を隠せるくらいの長さになったらやろーっと。
正直、刈り上げるくらいしか、あんまり切るとこないけど、こんな風に髪型を悩めるようになったのは嬉しいことだ。
さーらーにー!
今回は、部分ウィッグを購入して、カットしてもらったのだ!
どうしてもヴィクトリア・ベッカムの髪型をマネしたい。
でも、そんなに急激に髪は伸びない。
でも、ヴィクトリアになりたい。
なので、トップに乗っける部分ウィッグの力を借りることにした。
この部分ウィッグ。
安くて、めっちゃクォリティーが高い。
オススメ。
私はただ単に、スパイシーなガールになりたくて購入したけど。
本格的な部分ウィッグを買う前に、ちょっとお試ししたい。
とか、
部分的になかなか伸びないところがある。
なんていう方に、カナリおススメかも。
ってことで。
カットした部分ウィッグを着用してみます。
こんにちは!
ヴィクトリアです!
ヴィッキーって呼んでください!!
もはや、ネタ?(笑)
部分ウィッグを着用して、スパイシーなガールになった(はず)!
ポッシュになった(つもり)私。
どう?どう?
似合います?(笑)
部分ウィッグだと、夏もそんなに暑くないだろうし、手入れも楽そう。
しかも、地毛との境目、全く分からなくないですか?
ちょっと気分転換にスタイルを変えてみたい、なんていう時にいいと思う。
気分転換したい時に、半ヅラかぶってみようと思いまーす。
いきなり、エキセントリックなベリーショートは抵抗あるという方。(根に持ちスト)
こんな感じで、段階的に脱ヅラするのもアリなんじゃないでしょうか。
ベリーショートなりにいろいろ楽しんでますよ。
ニックネームは、ポッシュで。
今回もペンタスさんでお願いしました。
色々と相談に乗っていただけるし、本当にオススメの美容院です。
最新の遺伝性乳がん・卵巣がんに関する研究結果
日本語の記事が見当たらなかったので、英文のみだけど、ご紹介。
記事に書かれてることを抜粋して、シェアします。
記事は2017年6月21日現在、最新の遺伝性乳がん・卵巣がんに関する研究結果とのこと。
Cancer Risks For Women Living With Gene Mutations Made Clearer In New Study
【抜粋】
<研究・調査について>
・ メルボルン大学とPeter MacCallum Cancer Centreによる研究結果。
・世界中から10,000人のサンプルにて調査
・期間:20年間
<乳がんについて>
・BRCA1陽性の人が80才までに乳がんに罹患する可能性は72%
・BRCA2陽性の人が80才までに乳がんに罹患する可能性は69%
<卵巣がんについて>
・BRCA1陽性の人が卵巣がんに罹患する可能性は44%。
・BRCA2陽性の人が卵巣がんに罹患する可能性は17%。
※乳がんと異なり、年代による罹患のリスクではなく、生涯での発症リスクだそうです。
<がん罹患の年代について>
研究結果は、予防的切除でリスクを減らせる年代についても記載。
・BRCA1陽性の人は30代で罹患する人が多い
・BRCA2陽性の人は40代で罹患する人が多い
調査は、遺伝性の検査をすぐに受けるべきということではなく、親族に乳がん・卵巣がんの罹患歴がある人は、遺伝子カウンセリングを受けてみて、より詳細な調査をしたいと考えたら、検査を受ければ良いと記載されている。
また、BRCAが陽性だということが既に分かっている人は、リスクを理解した上での対策を考えるのが良いであろうとのこと。
遺伝性乳がん・卵巣がんに関する情報は、なんとなくまだまだ少ない気がする。
必要としている人に情報が届きますように。
【術後】ハーセプチン8回目
早いなー。
ハーセプチンも、もう8回目。
あと残り10回。頑張っていこう!
副作用は相変わらず。
- 鼻の乾燥
ドライノーズ用のジェルというものを買ってみたんだけど、私には全く効果がなかった。鼻をかんだ時に、鼻血っぽくなったらオロナイン、ただの乾燥なら、夜寝る前にワセリンを塗るのが今のところベストな対策。
- 爪の乾燥&割れやすい
オイルと爪のコーティングで対策。去年の方が副作用が怖くて頑張ってた。今は手を抜いてるから、爪が欠けやすいのかも。笑
- 疲れやすいかも
副作用なんだか、年齢によるものなんだか、ただ単に仕事とかで疲れてるのかはよく分からない。
今回のケモ室で思ったこと。
ダイエットは女子の永遠のテーマであるということ。
ジムへ通うために「運動許可書」というものをもらったのだけど、どうやらカルテに記載されている模様。そして、ハーセプチン前に毎回体重を測るので、前回よりも体重が減っていたことに看護師さんたちが気づいてくれた。
看護師A 「どうやって体重落としたの?食事制限してる?」
看護師B 「筋トレって、週何回?他に何やってる?」
ってな感じで、質問いっぱいされた。笑
ちなみに、乳腺の先生(主治医は休みでいなかったので、代わりの先生)も気づいてくれて、「食事制限って、何してるの?糖質制限ってどういう食事?」とか、「筋トレの次の日って、オペできるかな。」と聞いてきた。
先生、カワユイ。笑
ホントにダイエットって、女子の永遠のテーマなのね。
そして、成果が出た人を目の前にすると、どうやらみんなもやる気を出すらしい。
健康的に痩せれば、体に悪いことなんてあるはずがない。
世の乙女たちよ!
頑張るのだ。
今、いろいろ思うこと。
できればがんになんてなりたくなかったけど、なってしまったのでしょうがない。
治療中の今、どうしても生活の中心にがんがきてしまうことは致し方ないのかもしれないけれど、やっぱり今後の人生、がん一色になんてしたくない。
たぶん病気を経験していない同年代の人より、よりリアルに時間が有限であるということが分かった。楽しいことばかりじゃなくて、辛いこと、悲しいこと、これからもいっぱいあると思うけど、一つ一つの気持ちを大事にしたい。
明日はまた来る。
一日、一日を大切に、自分の人生を生きる。
ダイエット経過報告③
ダイエット宣言をしてから1か月半くらい。
チリツモだけど、ちょっとずつ痩せてきてるよ。
わい!
本日はダイエットの副産物として、ついてきたモノのお話。
① 姿勢が良くなった
ダイエットなので、体重を落とすのが最優先。でも、体重が落ちた後にリバウンドをしないように、筋肉をつけて代謝を上げることも大事だと思っているので、筋トレもそれなりに頑張っている。
腹筋・背筋を鍛えた結果、姿勢が良くなった。そして、姿勢が良くなった結果、腰痛や肩こりも改善された。
何より、姿勢がいいとスラっとして見える気もするよね。
② 甘いモノは少量で満足
ただいま、緩やかに糖質制限中。糖質制限をした結果、味覚が少し変わった模様。
いつもは控えているオヤツ類。先日出かけた時、チートデイとして、大好きなケーキ屋さんでお茶をした。今までだったら、「美味しい!毎日食べたい!」と思うくらいのケーキが、甘みがとても強く感じる。
アレレ?前はペロッと平らげられた上に、お代わりほしいくらいだったのに。
甘すぎて完食するのが大変!
お高いケーキだし、貧乏性だから全部食べたけどね。
糖質制限を始めたら、結果的に甘いモノは少量で満足できるようになった。
健康的な身体を目指すと、いろんないいコト、いっぱいあるのね。
でも、まだまだ治療前の体重に戻らない。
体重が増えるのはあっという間なのに、何で痩せるのって、こんなに大変なんだろ。
ということで、引き続きがんばる。
産業医と面談の巻。
こんにちは!
ケイティ・ペリーです。
ケイティ・ペリーが髪型をベリーショートにしたらしく、
似てる(髪型が)と言われて、ご機嫌です。(笑)
脱ヅラ直後のみなさん。
やっと私たちに時代が追い付いてきましたよー!
ベリーショート流行の兆し?
ターバンが暑いので、桂由美を卒業し、ケイティに生まれ変わりました。
そんなケイティ・はるにゃんこ。
産業医と面談したので、その時のお話。
知ってはいたけど、改めて感じたのが、主治医と産業医の違い。
産業医って、あくまでも「会社」のお医者さんなんですよね。
病院の医者や精神科医は、病気を治してくれる先生。
産業医は、会社で働き続けることができるように、健康管理をする先生。
という、大きな違い。
決して病気を治したり、健康状態を改善してくれるワケではない。
うちの産業医がそういう人だっただけかもしれないけど、モノの言い方にデリカシーがなかったな。
まずは、健康状態というか、病気の治療状況を把握するための質問。
産業医 「病気の状況は?」
は 「乳がんで、両側全摘です。」
産業医 「浸潤?非浸潤?」
は 「非浸潤です。」
は 「術前で抗がん剤やって、今は術後の抗がん剤中。年内いっぱいくらい続く予定です。」
産業医 「で、転移とかしてる?肺とかの転移は?」
は 「してません。」
と、こんな感じで事務的に病気の状況チェック。
転移についてとか、人によってはセンシティブに確認した方がいいのではないかと思うようなこと、ズバズバ聞かれた。私のメンタルが強そうだから問題ないって思われたのか分からないけど、ちょっと落ち気味な人がこの産業医と話したら、余計落ちちゃう人、いるんじゃないかなーと思った。
さらに会話は続いていく。
たぶん、もう一人の男性の癌患者さんが数か月お休みを取ったことからの発言だと推測。
一言一句、正確に覚えてはいないけど、こんな感じだった記憶。
「長くお休みを取るようなことになるより、ずっと働いてもらった方がいいのね。だから、残業時間とか、ある程度、労働時間の制限かけて、働き続けられるようにしたいと思うんですよ。」
プラスに考えるとですよ。
ずっと働き続けられるように、健康管理してくれてるワケですが。
ネガティブに考えると、低空飛行でもいいから、働き続けろとも捉えられるワケで。
話し方などから、私は後者の印象を受けた。
だいぶ、ひねくれてるかもしれないですけどね。
確かに、労働時間という意味では改善されたのかもしれない。
在宅勤務も場合によってはOKと許可された。
でも決して、労働「環境」が改善されたとは思っていない。
仕事の内容が変わったワケじゃないから。
社内でもトップ3に入るんじゃないかと思うような、ストレスフルなプロジェクトにアサインされた直後の面談。
「コレ、休まずにちゃんとリードしてやってね、ヨロ!」
と私は捉えてしまったのです。(笑)
ちなみに、以前、会社の顧問弁護士と話した時も思ったコト。
この人はあくまでも、「会社側」の人なんだな、と。
ある意味、ここまで配慮してもらってワガママなのかもしれないと思いつつ。
決して私の健康状態を心配してくれているワケではなく、シャチク的に働くための健康管理をするお医者さんが、産業医という印象を持って、私の産業医との面談は終わったのでした。
あ、なので。
現在、残業時間に上限を設けられて、経過観察中。
若干、今更感満載。
今じゃなくて、FECの時や、手術直後にやってほしかった。
遅いわっ!
と、思ったし、病気の状況聞かれてる時も不快感をあからさまに態度に出したので。
「態度が悪い」と、コメントとかメモに書いてあるかも。(笑)
乳がんパイセン。
会社に来週、乳がんの手術をする人がいると知った。
たまたますれ違った、その方の上司から聞いた。
「何か不安なこと等あれば、いつでもお話します、と伝えてほしい」と言ったら、翌朝すぐにメールがきた。
私と同じ、両側乳がんで、全摘するらしい。
入院の時にあって便利だったもの、術後のこと、再建のこと。
短い時間だったけど、いろいろ話した。
サバサバしている女性で、「いつも通りにしてるのが一番いいの」と言って、毎日友達とご飯に行っていると話してたけど。
とっても気丈に見えたけど。
やっぱり不安が多いようで、ちょいちょいメールが来る。
疑わしい腫瘍だと言われてから、検査、そして次の治療のステップへ進むまでの時間のなさといったら、半端ない。今思い返すと、ネットでいろいろ調べたりしたけど、見当違いなことを調べていた気もする。
その後、なんとなく落ち着いたとき。
何を調べておけば良かったのかとか。
治療に入る前に、どうすれば良かったのかなど、気づいた。
過去に戻ることはできないから、しょうがないけど。
でも、告知間もない人が何かを判断するとき。
適切なタイミングで正しい情報が得られるような仕組みができるといいなー。
と思う、乳がんパイセンでした。