乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

テープかぶれ

入院中から、手術跡に貼っていたテープによるかぶれは起きていた。
手術跡には約半年くらいテープを貼っていた方が傷跡がキレイに治るらしいのだけど、いかんせん肌が弱い。すぐにかぶれてカイカイさんになってしまう。


でも、傷跡をキレイにしたい一心で、テープ貼りも頑張っていた。
ちなみに、テープの貼り方は、このように細かく貼った方がいいそうです。


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(ソース:E-BeC 
2.手術後の傷をきれいに治すために… | E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー))

そして先日、エキスパンダーにお水を足すためにクリニックへ行くと、傷跡チェックもしてもらう。順調とのお言葉は嬉しいが、チェックの後にテープを貼ってくれない。


は 「テープ貼りなおさないんですか?」
看 「かぶれてるので、少し休止した方がいいと思います。もう傷はくっついてるし、また再建の時に同じところを切るので、そんなに頑張らなくても大丈夫ですよ。」
は 「分かりました。」


そのまま帰る。

が、「分かりました。」と言ったのははテープを休止することについて。
例え同じところをまた切るとしてもですよ?
やっぱり傷跡はキレイにしたいじゃないですか。
鏡で見た時とかに、スっと一本線のキレイな傷跡の方がいいじゃないですか。

ということで、同病のお友達に聞いてみる。


「テープかぶれのカイカイに良き対策方法はあるだろうか?」


すぐにお返事いただき、テープかぶれ防止に良いというスプレーを教えて頂く。
本当にありがたい。

Amazon.co.jp:アルケア リモイスコート ノンアルコール性保護膜形成剤 17711 30ml:ドラッグストア


かぶれが治まったあとに、こちらのスプレーをシュっとかけ、乾いてからテーピング。
数日経ちましたが、痒みはまだ感じていないので、とても効果がある模様。


しかし。
このボトル。
すっごい小さいです。(笑)
大量に使うものではないので、いいんですが、サイズに対して少しお高いかも?という気がしなくもない。でも、効果は抜群!


傷跡、目立たなくキレイに治りますように!

【術後】ハーセプチン1回目

ちょっと過去の出来事になってしまうけれど、1/27(金)よりハーセプチンを再開。

これから3週間に1回、合計13回、ハーセプチンを打つ予定。

 

ハーセプチンは副作用もほとんどないし、楽勝~♪

 

と思っていたら。

ところがどっこい。

そうは問屋が卸さない。

 

ハーセプチン初回に出る、「悪寒」「発熱」という副作用がバッチリ出ました。

 

看護師さんに「前にやってたから大丈夫ですよね。たぶん副作用も出ないんじゃないかな。」と言われ、ハーセプチン後に、予定なんか入れちゃったりなんかしちゃったりして。

 

ハーセプチンも残すところ半分くらいになったところで、やたらと寒い。

めっちゃ寒い。

点滴の針を刺す場所を探すのに半袖になったからかなーと思い、毛布をかぶる。

だが、寒い。

でも、もうすぐ終わるし、予定あるし。

と思い、とりあえず耐える。

 

点滴が終了して看護師さんが針を抜きに来てくれた時。

看 「大丈夫ですかー?」

は 「大丈夫ですけど、ちょっと寒気がします。」

看 「え?いつくらいから?」

は 「20分前くらいからですかね。」

看 「え!ちょっと熱計ってみましょうか。まだ寒い?毛布持ってきますね。」

 

そして、毛布を取りに行ってくれた時、他の看護師さんに「もう点滴は終わっちゃったんですけど、寒気がするとおっしゃってます。熱が上がらないか、ちょっと様子見た方がいいですよね。」と話してる声が聞こえた。

 

ですよね。

異変を感じたときにすぐ言った方が良かったですよね。

副作用なんて、ほとんどないし。

と思って、ナメすぎてました、スミマセン…。

夕方に予定を入れちゃってたし。

その前に市場で一人ランチしようかなーって思ったりしてて。

とっとと帰りたかったので、黙ってたの、マズかったですよね、ホントすみません。

 

結局、熱が上がる可能性があるということで、その後20分おきくらいに熱をはかり、点滴終了から1時間半くらい、毛布にくるまっているという状態が続きました。

 

ギリギリ予定には間に合ったけれど。

異変が起きた時にすぐに伝えていれば、もっと早く帰れてたかもしれないし、点滴用の椅子も、もっと早く空けてあげられたかも、と反省。

 

ということで。

自己判断せずに、異変が起きたらすぐに看護師さんに伝えましょう!

という、反省&教訓でした。

 

 

終わった!終わった!

ブログを通じてお知り合いになったお友達2人、抗がん剤治療が終わった!

miyafeverさん、おかぁちゃんさん、もう勝手にお友達になったつもりです、スミマセン。(笑)

 

私の場合、特にFECという抗がん剤がなかなかのツワモノで辛かったので、同じような治療・副作用を頑張り抜いた!と思うと、目頭熱くなる。

なんだか病気になってから、涙もろくなった気がする。

 

とにかく、終わった!終わった!

めでたい♪

 

今度、お会いしてお祝いするんだ♪

今後、1周年、2周年とずっとお祝いしていきたいですね♡

 

同病のお友達ができるまでは、グーグル先生しか病気に対するお友達がいなくて、不安で不安でしかたなかった私。コメントいただくみなさんにも、とっても支えられています。たとえ、お会いしたことなくても、コメント欄に書いていただく状況に一喜一憂したり。

 

necolitaさん、SAVI無事終わって、元気に社会復帰してるかしら。

AlohaLiloさん、蕁麻疹大丈夫かしら。

khho420さん、元気で過ごしてるかしら。

 

こんな風に、勝手に思ったりしていて。(勝手に名前出して、スミマセン)

いつかお会いする機会があれば、一緒に笑ってご飯を食べながら、病気あるあるについて話したり、お祝いしたりする機会があるといいなー、と思ってしまうのです。

 だって。私たち、すっごい頑張ってるもん。

 

発毛・育毛大作戦

脱ヅラしたい。

とにかく、早く脱ヅラしたい。

 

脱ヅラするためのアドバイスがほしくて、ウィッグのカットでお世話になっている美容院(pentas)の予約を取った。

 

って、切るとこないし!(笑)

切るとこないので、ヘッドスパの予約。

 

頭のマッサージをしてもらいながら、単刀直入に質問。

 

「私、3月上旬に出張に行くかもしれないので、早く脱ヅラしたいんです。どうしたら髪の毛は早く伸びますか?」

 

幾つかアドバイスをもらいました。

これから、私の発毛・育毛大作戦が始まります。

 

発毛・育毛大作戦

■ 頭皮に優しく、毛穴の汚れをしっかり取るシャンプーを使うこと

市販のものは、 石油系界面活性剤が入っているものがほとんどで、毛穴を詰まらせてしまうらしい。しっかりとした頭皮にするために毛穴の汚れをしっかり取ることが重要なので、汚れをきちんと取ってくれるシャンプーを使うこと。

 

■ 頭皮を保湿すること

頭皮の表面を保湿することによって、毛根に栄養を与え、丈夫な髪の毛を育てることができるそうです。毛根ケアのためには、保湿が重要!そのためには、頭皮用の保湿ローションを塗るのがオススメ。

 

■ 育毛剤

毛穴の汚れをきちんと取り除いてから、育毛剤を使えば効果はあると思うとのこと。育毛剤の効果が出るのが28日+年齢後なので、効果が出る前に使うのを止めてしまう人も多いらしい。継続は力なり、ということですね。

 

■ タンパク質を取る

育毛に必要な栄養素はタンパク質。大豆・納豆・豆乳などの植物性タンパク質がオススメ。ちなみに、プロテインはタンパク質の塊のようなものなので、プロテインを飲むのもいいらしい。ただし、運動をしないと太るので、プロテインを飲む場合は要注意だとか。運動許可が出たら、ジムに入会してプロテインを飲もうと思います。

ちなみに、スポーツ選手はプロテインを飲んでいる人が多いので、髪が伸びるのが早い人が多いらしい。(笑)

 

■ 頭皮を柔らかくすること

頭皮が硬いと血流が悪くなり、必要な栄養素が運ばれにくくなるため、発毛・育毛によくないとのこと。シャンプーなどの時に頭皮マッサージをして、頭皮を柔らかくすると良い。

 

ということで、私の発毛・育毛大作戦のためにシャンプーをはじめ、いくつかのグッズを購入。でも、まだ効果の程が分からないので、自分で効果を実感して、オススメできる!と思ったら、購入した商品もご紹介したいと思います。

 

ただ今の私の髪の状態は、密度については、全体的にまんべんなく生えてきている気がする。髪の長さは、約1.5㎝くらい。カレには中学生男子くらいと言われており、通院時は病人ファッションとして、土日もオシャレ坊主のフリをして、既に脱ヅラしていたりはする。

 

これから脱ヅラに向け、ウィッグのカットもして、どんどんショートカットの自分へ近づけて行く予定。

 

1か月1㎝というけど、倍速で伸びますように!

 

病理の結果

昨日は、病理の結果を聞きに病院へ。

 

<病理の結果>

■左

抗がん剤がとてもよく効いたとのことで、癌細胞は全てなくなっているとのことでした。

pCR 癌ナシ

0/1 陰性

グレード3

 

■右

病理の結果、癌だったけれど、全摘してしまった&早期だったので、治療の必要なし。

非浸潤癌

核グレード1

ER 8

PgR 7

Her2 0 陰性

 

左側は癌細胞が残っていたら、乳輪乳頭をエキスパンダー入れ替え時に切除しましょう、という話をしていたけれど、癌細胞消滅ということで、残すことができた。良かった♪

 

そして、12月の術前検査で見つかった右側の腫瘍は癌だった。

が!!!

切除したので、こちらは特に治療は必要なしとのこと。

わい!

 

実は、最後の最後まで、全摘するかどうか悩んだ右。

全摘すると決めた後も、本当に全摘で良かったのか、手術前日もちょっと考えたりしていた。けど、切除に決めて良かった。決断した自分を褒めてあげたい。

 

手術直前に元主治医の反対を振り切って、勝手に受けた遺伝子検査。

それがきっかけとなり、バタバタと転院。

術前検査でまさかの右側に腫瘍発見したときは、マジかよ!と思い、あまり悩む時間もない中で決めた全摘。

 

手術前に見つけてくれたお医者様に感謝。

ありがてぇ。

先生、大好きです。(笑)

 

社会復帰

本日より社会復帰。

年末年始の休みを入れて、約3週間お休みをいただいた。

すっかりサボリ癖がつき、イヤイヤ出勤。(笑)

 

朝一で上司にご挨拶し、引き続き治療で3週間に1回休みますので、ヨロ!と伝える。

散々お休みして、まだ休む。(笑)

 

手は上げられるんだけど、つり革をずっと持っていると違和感があったり。

満員電車とか人混みは、ちょっとだけイヤだったり。

久しぶりにかぶるウィッグがイヤだったり。

 

手術前とは、ちょっとずつ違うこともあるけど、まあ、大丈夫。

すぐに、元通りになると思われる。

 

定時で帰ろうと思ったけど、不在時のアップデートをもらったりで、結局、残業。

復帰初日から、割とストレスフルなことがたくさん。

ストレスって、絶対に病気治療には良くないと思うので、思い切って休むことも必要だなと、なんとなく思った一日。

 

まあ、都合が悪くなったら病人のふりして、適度にがんばろう。(笑)

 

手術の振り返り

なんとなく、手術の振り返り。

 

生まれて初めての入院&手術ではあったけど、そんなに緊張はしていなかった。

自分が頑張るフェーズは終わり、次は先生が頑張るフェーズだし。

任せた!先生!という感じ。

 

手術前日、センチネルの注射を打った後は、何もすることがなく、部屋でゴロゴロ。

外出届を出し、母と夕飯を食べ、またまた部屋でゴロゴロ。

 

すると看護師さんが来て、前日と当日の朝、上半身を特別な洗剤で洗わなくてはいけないと言う。きちんと洗えてるか確認するので、身体を一通り自分で洗ったら、身体を拭かない状態でナースコールせよ、と言われる。

早速、身体を洗って、ナースコール。

乙女心をのぞかせ、シャワーカーテンをちょっとだけ開けて「洗いました…。」と伝えたら、豪快にシャワーカーテンを開けられる。

 

おーい!ちょっと…。

恥ずかしい…。

 

クネクネしてたらピンク色の洗剤を渡され、

看護師さん「耳の後ろも含めて、上半身だけ洗ってください。洗い残しがないか見てますね。」

 

えええ!人前で身体洗うとか、マジ恥ずかしいんですけどー!

看護師さんには日常なんだろうけど、慣れてない私にとっては割と恥ずかしいプレイ。(笑)

 

ちなみに、このピンクの洗剤は常在菌をしっかり落とすための洗剤だとか。常在菌とは、いつも肌にいる菌で、通常は害はないもの。ただ、傷口(手術時の)から常在菌が入ってしまうと、感染症を起こす可能性があるそうなので、ピンクの洗剤でしっかり落とすということらしい。(このプロセス、1年前に手術を受けた方はなかったそうなので、やる病院、やらない病院があるかもです)

 

当日の朝も言われた通りピンクの洗剤で体を洗い、手術着と丁字帯を着用して自分の順番を待つ。

待つ。

待つ…。

待つこと約40分。

前の方の手術に時間がかかったようで、私の手術は予定より遅れてスタートした。

 

ドラマなんかでは、ベッドに寝かせられて、「頑張ってね!」と家族に声をかけられながら手術室まで運ばれるシーンを見るけど、実際は自分で歩いて行く。(笑)

自分で歩けるような患者さんは、きっと、あの涙を誘うようなシーンはない。

 

手術室前で母と別れ、手術台へ。

初めて入る手術室の中をキョロキョロ見渡す。

案外狭いんだな、手術室って、なんて思っていたら。

 

「では、手術台に寝てください。」

 

おー!いよいよか!と思いながら手術台に横になる。

 

「脳派を計るシール貼りますよー。……。え?!」

 

「え?」ってなに、「え?」って。(笑)

なんか変なもの出ちゃってます?出しちゃいました?

 

「貼りなおしますね。」

 

貼りなおしてもらって、脳派OK。

医療ドラマの見すぎで、いろいろ妄想してたから変なもの出ちゃったのかも。

 

「では、麻酔ですよー。」

看護師さんが右手、主治医が左手を握ってくれている。

やだ!ちょっと!手とか握られたら惚れてまうやろー!!!と思っていたら、頭上のライトがグワングワンまわってるように見えて、その後は記憶がない。

麻酔いれるよー、って言われてから、たぶん3秒くらい。

 

麻酔から目が覚めた時は、たぶんリカバリールームにいました。

「あ!目が覚めましたね。では、お部屋へ戻ります。」と言われ、ベッドをガラガラ運ばれ、部屋に戻り、母と姉がいるのが見えた。

 

母と姉に、「大丈夫?」と言われ、「うん」とうなずいた記憶と手を握られたような記憶はある。でも、まだ麻酔で朦朧としていたので、お喋りとかできないし、なんだかまだ眠かったので、握られている手を振り払って「バイバイ(もう帰って)」って手を振って追い返した。

今になって思うと、手術中、何時間も待たせて心配かけた割に、本当に失礼だな、自分。(笑)

 

その後は、以前書いた術後の状況に。

看護師さんに隠れてこっそりお茶を飲んだり、マーライオンになってみたり。

2日目くらいからはメキメキ元気になる一方。

 

これから手術をする方、手術の体感時間は、たぶん1分以内。

患者は寝るだけ。

先生が頑張ります。

寝て、目が覚めたら終わってるので、安心していい夢見てきてください。