乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

遺伝子検査を受けてきました。

アンジェリーナ・ジョリーが受けたという遺伝子検査。

女性の場合、乳がんだけでなく、卵巣がんなどの遺伝性の癌についての可能性が分かるらしい。

 

私の場合、温存・全摘のどちらを選択するかを決めるにあたり、判断材料になれば、と思い受けることに。後悔するような決断はしたくないので、ありとあらゆる自分自身に関するデータは取っておきたい。

 

ちなみに、遺伝子検査は保険適用外なので費用もお高い。

なので、いきなり血液検査をするのではなく、医師に家族(親族)の病歴などを伝えて、カウンセリングを受けてから、最終的に遺伝子検査をするかどうかを決めるというのが当日のフロー。

 

親族については、家族だけでなく、父方・母方の兄弟およびその子供、祖父母までヒアリングされるので、血液検査を受ける前提であれば事前に調査しておくことをオススメします。

 

カウンセリング時に、来年1月に手術を予定しており、検査を受けることによって温存・全摘の判断材料になるのであれば受けたいと伝えたところ、局所再発や癌がない方の乳房への再発の可能性についての判断材料にはなるのではないか、とのこと。

 

主治医に相談した時の見立ては、親族に乳癌患者がいなければ受ける必要はないのでは?とのこと。このアドバイスにの背景には、やはり他の病気の可能性も分かってしまうことや、家族への影響などがあると思われます。

 

私が今日検査を受けた病院では、男性の乳がんなどはとても分かりにくいので、乳がんが発症したのが分からずに、他へ転移などしてしまったという可能性もなくはないとのこと。

 

可能性があるなら、受けるでしょ!

私は事前に分かっていた方が予防も対処もできるし、知りたい。

だって、もう二度と抗がん剤治療はしない予定なので、予防策があるのであれば絶対に知りたい。

母や姉にも発症の可能性があるなら教えてあげたい。

だって、長生きしてもらいたいもん。

 

ということで、強い意志を持って遺伝子検査を受けることにしました。笑

 

万が一、遺伝性ということが分かった場合の予防策は二つ。

アンジェリーナ・ジョリーのように、癌が発症していなくても両方全摘してしまうこと。(※患者が希望したとしても、倫理観の関係上、癌が発症していなくても切除してくれる病院、してくれない病院があるようです。)

 

②通常は1年検診というところが多いけれど、遺伝性であることが分かった場合は半年ごとに検査をする。また、検査もMRIなどで細部にわたってきちんと診ていくこと。

 

そして、本日は1時間ほどのカウンセリングの後、血液検査をして終了。

ちなみに、本日は自分の意思で前向きに血液検査を受けたので、ドピューっと勢いよく血が出てきました。ホント、メンタルって影響するのね。笑

 

そして、結果は来週。

通常は結果が出るのに3週間ほどかかるらしいけれど、プラス3万払えば1週間で結果が出ます。

全摘で再建するとなると、どのような手法にするかを考えるための十分な時間がほしかったので、プラスでお金を払うのはフトコロ的に痛いけれど、1週間で結果をもらうことに。

一度、主治医に反対されて、診察を延期したのが失敗だったな…。

 

結果が分かったら、自信を持って温存か全摘かを決められる。

全摘となったら、次は再建をどうするかの悩める旅へ出る!