乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

いつも通りが良いハズ。

私が今行っている抗がん剤は、そんなに強い副作用は出ないと主治医から言われているものの、周囲からのアドバイスも受けていくつかのことを気を付けようと思っている。

 

・生モノは控える(特に白血球の数が落ちている時)

・乳製品を控える(乳がんに良くないらしいという噂)

・人が多い場所でのマスク着用

・手洗い・うがい

・飲酒は控える

 

と思った矢先、大先輩から銀座で鮨をおごってやるとお声掛けいただく。

事情を話して、ステーキなどに変更してもらおうかと思ったものの、直前の変更は失礼だと思い、お誘いいただくまま銀座へGO!

 

いろいろ気を付けて、ちゃんと病気を治そう思っていたのに。

 

「我慢はよくない。いつも通りがいいハズだ。」

 

と自分に言い聞かせ、抗がん剤投与開始後2週間くらいで早くも自分への誓いを破る。

 

出てくるがままにつまみ(生モノ)や鮨を食べまくり、先輩に合わせて日本酒を端っこから順番に飲み始める。

 

が、しかし。つまみの中に食べてはいけないモノが一つだけ入っていた。

牡蠣の塩辛。

私は牡蠣を食べるとかなりの高い確率でその日の夜にはトイレと友達になる。

2回ほどひどい目にあってから、牡蠣は二度と食べないと誓った数年前。

 

にもかかわらず。

 

ここでも、残しては申し訳ないという気持ちと、高級鮨屋の牡蠣の塩辛というものをを食べてみたいという、食いしん坊な気持ちが勝り、牡蠣を食べ、この日、二度目の誓いを破る。

 

鮨屋を出て、飲み足りないという先輩についてワインバーへ移動する途中、日本酒を飲みすぎたせいか、酔っ払い、コケて膝を激しく擦りむいた。

 

白血球が減ってるから傷が治りにくくなるし、感染症には気を付けなくてはいけないと言われているのに。副作用があまり出ていないからと言って、どうも私は癌患者としての自覚がなさすぎるようだ。

 

ズキズキ痛む膝を抑えながら、二軒目のワインバーで珍しいヨーロッパのチーズを食べながらワインを楽しむ。ここで、本日三度目の「乳製品を控える」という誓いを破る。

 

 そして、案の定。家に帰ってからは牡蠣を食べたせいでトイレと友達に。(もったいない!)

そして、負傷してから1週間たった膝はまだ痛い。

 

でもいいの。

だって、とっても楽しかったし、本当に美味しい鮨だった!

先輩、ありがとう!大好き!

 

我慢しすぎる方が良くないハズだけど、ほどほどにすることもたぶん重要。

これから気を付ける。