主治医と病気の知識と納得感と。
みなさま、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、もはや何回目か分からないけど「24」を観て毎回、同じ場所でハラハラしたり、ミゼラーと化してyoutubeでMALICE MIZERを観ながら歌って踊るという、グダグダしたゴールデンウィークを過ごしています。(笑)
エルくんの件でコメントをくれた方、直接メッセージをくれた方。
ありがとうございます。
私は大丈夫です。
たまに無性にエルくんのお腹にモフりたくなる衝動に駆られ、寂しくなる時はありますが、ペットロスとかにはなってないです。
うちにはもう1匹、シチサンのヅラをかぶった猫さんがいるので、毎日イチャイチャして過ごしてます。
ただやはり、シチサン猫も寂しいらしく、私へのベッタリっぷりがヤバイので、早くお友達を見つけてあげたいなーとも思ってたりします。
今回エルくんの闘病で思ったのですが、主治医との関係や、きちんとした病気の知識を持ち、納得して治療に臨むのって、本当に重要だなと。
エルくんは私とは違う病気になったので、当たり前ですが病気に関する知識レベルはビギナー中のビギナーでした。
獣医と人間の医者の違いなのか、開業医と勤務医の違いなのか。
はたまた、先生の性格の違いなのか。
エルくんの治療を開始するにあたり、病気についてかなり詳しく、分かりやすく説明してもらい、どういう治療が最適なのか。人間と動物さんたちの治療の違いについてなど説明してもらったので、安心して治療に臨むことができました。
最初は教科書通りに進めるタイプの先生かと思いきや、私の要望を聞いたり、エルくんの状態を見ながら臨機応変な対応をしてくれたのも信頼感に繋がった気がします。
動物さんたちの治療に関しては、飼い主のヤル気度 によっても恐らく治療の進め方が変わってくると思うのですが、私の思いやヤル気度を汲み取ってくれ、自宅での介護をスタートした時もいろいろな方法でサポートしてもらえました。
なので、先生はじめ看護師さんたちには感謝の思いでいっぱいです。
亡くなった後って、ついつい後悔みたいな気持ちが生まれてしまうことがあると思うんです。
あの時、違う判断をしていたらもっと長生きできたのかな、とか。
でも、飼い主がエルくんのことを思って決めた答えが、一番エルくんにとって正しい答えなんだと先生に言ってもらい、一生懸命考え、エルくんにとってベストと思われる治療方法を決めてきました。
私なりに納得した治療をしてきたので、後悔の気持ちがあまりないんだろうなと思います。
そして自分の告知直後から治療について振り返ってみます。
まず告知直後って、まだ病気ビギナーなワケですよ。
先生にとっては日常茶飯事な出来事かもしれないけど、コッチはズブの素人なワケだから基本的なことから教えてくれないと分からない。
最初の先生は質問すればなんでも教えてくれるタイプの先生ではあったけど、病気ビギナーからすると、まず何を質問したらいいのかすら分からないような状態だったから、一生懸命自分なりに病気のことをネットで調べたりしながら治療のことを決めていきました。
この先、自分に何が起きるのか。病気や治療の方法についてなど、「分からない」ということが私にとって一番の不安要素だった気がします。
手術直前までお世話になった先生なのだけど、術式については先生のこだわりがあるのか、最後まで意見が合わない状態で転院しました。(転院の理由は先生と合わなかったからではなく、別のとこにあります。念のため。)
転院後の主治医は年齢が近いということもあり、話しやすい雰囲気を持っている女医さん。私自身、乳がん中級くらいの知識を身につけていたということもあると思いますが、柔らかい雰囲気の先生なので、話しやすかったし、リレーションも構築しやすかった。
術式を決める時も、コチラが迷っていることに対して一緒に考え、私の希望を汲み取ってもらい、手術に臨みました。まだエキスパンダー挿入中ではあるけど、手術痕やその位置など。諸々、満足しております。
なので、主治医としっかりコミュニケーションを取り、納得して治療に臨むかどうかが本当に重要なんだなと。
乳腺の先生の場合、ほぼ毎日新たな乳がん患者が生まれるから、その人たちに繰り返し同じ説明をするのって大変だと思うんですよね。
一人当たりにかけられる時間も限りがあるだろうし。
なので、主治医じゃなくてもいいし、病院とは別の場所でもいいし、有料サービスでもいいから、最初に「乳がんとは」みたいな病気に関する基礎知識や、治療に関することを説明してくれるような病気コンサルタントみたいな人がいたらいいのになーと。
さらに、告知直後にそういう場所にたどり着けるか分からないので、「とりあえずココに行きなさい!」なんて誘導してくれたら嬉しい。
おまけに、場所と時間を選ばずに話せる、電話サービスなんてあったら、さらにステキ。
告知後すぐに、きちんと病気のことを教えてくれる人や場所があったら、あの時の不安な気持ちも半減してたかもしれないな、と思ったゴールデンウィークの中日でした。
楽しい連休もあと1日。
みなさまにとって、ステキな休日となりますように!
もはや、ジャックバウアーさえいれば世界は安泰。
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