思い悩むな。
ワタクシ、神社仏閣や教会などの場所が大好きです。
そういう場所の澄んだ空気や、心が洗われるような感じが本当に好き。
日本人によくいるタイプといえば、そうなのかもしれないのですが、私なりに神様は信じています。いろんな国や文化で神様とのお話の仕方は異なっているだけで、神様は一人なんじゃないかって思っています。それが、私なりの神様の考え方。
別に宗教論とかを語るつもりもなければ、薦める訳でもないのですが、クリスチャンの高校に通っていたワタクシ、聖書の言葉を思い出しました。
さすが神様!ステキな言葉です。
高校生の時には理解できなかった言葉、大人になった今、そして大病を患った今だからこそ、理解できるようになりました。
「だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日みずからが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」(マタイの福音書より)
ついつい、がんみたいな大きな病気にかかるといろんなことを不安に思ったり、悩んだりしちゃうんですよね。
抗がん剤って辛いんだろうか。
副作用っていつまで続くんだろう?
手術すれば大丈夫なのかな。
将来、どうなるんだろう。
独身だし、一人暮らしだけど、大丈夫かな。
再発とかコワイよね。
それはそれは、いろんな不安材料がいっぱいあります。
まだ何も起きていない未来のことが、やたらと不安になってしまうんです。
やたらと不安な思いで頭の中をいっぱいにしてみたり、どうすればその不安が取り除かれるのかとか考えてみたり。
複雑に考えれば考えるほど、どうしたらいいのか分からなくなってしまうという悪循環に陥ってしまう気がします。
そんな時、神様は思い悩む人に、
「明日のことは思い悩むな。明日のことは明日考えたらいいよ!」
って言ってくれます。
さらに、
「その日の苦労はその日だけで十分だよ!」
とも言います。
つまり、今日の苦労はその日一日をかけて苦労するのに十分だよ。
今日一日のことを真剣に取り組もう!
そしたら、未来のことまで思い悩んでいられないよね、って。
なるほど。
思い悩んだら、複雑にいろいろ考えない。
シンプルに考えてみよう。
シンプルに、今日のことだけを考えよう。
肩の力を抜いて、今この瞬間をベストに生きる。
そうすることが、明日への備えになるんだね。
神様、素敵アドバイス。
がんになったからこそ、時間は有限だということをよく理解した。
一日、一日を。
全ての瞬間を大切に生きよう。
この間、氏神様のところへお参りに行ったら
黒い蝶々に歓迎されたよ!
ポチッ。