乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

ひとりじゃないの

去年の5月、最初にシコリを見つけたとき。

絶対、良性だと信じて病院に行った。

でも、ドクターがマンモやエコーの結果を見ている時の顔つきで、悪性なんだろうなーというのは、薄々感づいていた。なので、「悪性でした。乳がんです。」と告知されたときは、「やっぱりね。」くらいにしか、思わなかった。

 

その後、治療開始に向けてMRIや骨シンチなど、いろいろな検査をしていくうちに、自分が病気だということを再認識させられて、ずどーんと落ち込んだ。

今まで、死を意識したことなんて一度もなかったのに、初めて死を身近に感じたりもした。

 

これから始まる抗がん剤治療でどうなるのか。

一人暮らしなのに、生活していけるのか。

手術したら、どうなっちゃうのか。

不安と孤独しかなかった。

 

もちろん、家族、友人のサポートはあったけど、心から安心することができなかった。

だって、みんな病気じゃないから。

大変そうな抗がん剤治療とか、やったことある訳じゃないから。

何を言われても、「経験したことないくせに」って心のどこかで思っていた。

 

なので、いろんな経験者の方のブログを読み漁った。

勇気を出してメールをし、いただいたお返事に、勇気づけられた。

ネットを通じて知った、乳がん患者のオフ会にも参加してみた。

同じ病気や治療をした人に、気持ちを共有できた時、なんだか、大丈夫だと思え、前向きに治療に取り組むことができた。

 

まだ治療中の身ではあるけれど、決して、一人では乗り越えられなかったと思う。

今日もきっと、どこかで告知を受けた人がいるかもしれない。

ブログのアクセス数が増えるたびに、そんな思いがよぎる。

 

そこで、数あるブログの中から、たまたま私のブログを訪れてくれた方に一言。

告知を受けた時は、不安と孤独でいっぱいだと思いますが。

一人じゃないですよー!!!

私が、います。

ここに乳癌治療を現在進行形で経験中の私がいますよー!

まずは、一人じゃないということだけでも、伝わりますように!

 

一人じゃないって、ステキなことねー♪

ステキなことよー!