乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

両側、全摘する

年内最後の受診日。

センセイと週2~3回、会ってる気がする。

もはや、母よりも、彼氏よりも会ってるじゃん!(笑)

 

で、センセイに伝えました。

 

「両側、全摘します。」

 

昨日の夜までは、「おっぱい、なくなっちゃうんだー」など、ちょっとおセンチな気持ちになったりもしてたけど。

アレレ?言った瞬間、なんかスッキリんこですよ。

半年間、一緒に過ごした腫瘍くんと、これでおさらばできるじゃん!

まさに、付き物が落ちる感。

 

そしたらセンセイが、異型のままである可能性もあるけど、いいですよね?

って、おいおい。また悩ます気かい?と思いつつ、「ダイジョブです」と伝え、両側とも全摘すること決定!

 

でもって、乳輪乳頭はどうしようかということで、センセイに質問。

Q. 乳頭の中にも乳腺ってあるけど、再発率ってどれくらい?

A. 乳輪乳頭を残すという術式をするようになってから、まだそんなに時間が経っていないため、再発率がどれくらいかという十分なデータがない。

 

Q. 乳頭を残した場合、放射線とかやります?

A. やらなくて大丈夫。

 

Q. 残した人が、再建中に乳頭が上がってきちゃうっていう話をよく聞く&見ますが。やっぱりそうなの?

A. あがってしまうけど、両方残すならバランス良くできると思う。

 

まじ、悩むじゃん!えー、どうしよー、とクネクネしてたら。

センセイが今回の手術では一旦、乳輪乳頭は温存し、摘出した乳腺を病理にまわして調べることができる。エキスパンダーからシリコン(or自家組織)へ入れ替え時に手術をまたしなくてはいけないので、病理の結果、もし切除した方がよければ、その時やってもいいですよ、と。

 

ということで、乳輪乳頭は残すことに。

 

次に、再建方法について。

Q. 穿通枝皮弁法ってのも検討したいんですが、できますか?

A. うちの病院では両側、穿通枝皮弁法で手術した実績がないと思うので、その分野のスペシャリストなS先生に相談することをススメます。

 

S先生は、ブラバの件でもお会いした。

ということで、退院したら、またアポ入れて、相談して来ることにする。

 

主治医と話した後は、看護師さんから入院するにあたってのお話があるので、再建に関するアンケートを記入して待っていてください、と。

このアンケートが、なんだか回答に困る。

Q. なぜ再建をしたいと思ったんですか?

Q. 再建にあたってのこだわりは?

Q. 再建したら、何をしたいですか?

 

え。こんなこと、あまり考えたことなかったし。

特に困った回答が、3番目。割と悩んでから、以下の通り回答。

Q. なぜ再建をしたいと思ったんですか?

A. 独身だから。

 

Q. 再建にあたってのこだわりは?

A. センセイ、傷が目立たないようにキレイに切ってください。

 

Q. 再建したら、何をしたいですか?

A. 鏡を見てから、みんなに自慢。

 

記入しました!と元気よく受付にアンケートを提出。

そして、看護師さんからいろいろな注意事項と入院にあたっての説明。

 

再建をする人の注意事項を説明していただいた時、入院したときに「乳房再建手帳」というものを渡すので、それに経過を記入してくださいね、と手帳を見せられた。

パラパラっと手帳をめくってみたら、同じアンケートの質問が手帳の中にもあり、回答例が書いてあった。1番目はともかくとして、2番目、3番目の私の回答、ヤバくね?

正確な文章は忘れてしまったけど、こんな感じの回答例だった記憶。

 

Q. 再建にあたってのこだわりは?

A. (回答例)ブラジャーをつけたときに、バランスの良い胸に見えるようにしたい。

 

Q. 再建したら、何をしたいですか?

A. (回答例)温泉に入りに行きたい。プールに行きたい。

 

あー、はいはい。そういうこと書けば良かったのね。

ってか、私の書いた回答。「先生、キレイに切って」とか、「自慢する」って…。

看護師さん、今すぐさっき書いたアンケートを返してもらえます?書き直したいです。

コレ、みんなで見るんですよね?

次に会ったとき、クスクス笑ったりとかしないでくださいよ?

マ・ジ・で。

 

自分のアホさ加減にブルーになりながら、ふと看護師さんが見ているPC画面に目を向けると。

 

食事:ご飯大盛M

 

え?大盛り?

私、確かに食いしん坊だけどさ。

大盛り?

ホントに大盛りなの?(笑)

 

えっと。

頑張って、期待に応えてご飯、モリモリ食べます。

 

その後、入院手続きをしてから会社へ。

会社へ向かう途中の電車の中で、改めてスッキリした気持ちを実感。

良く考えたら、おっぱいなんて脂肪じゃん。

安い費用(保険使って)で、形のいいおっぱいができるなんて、ラッキーかも。

 

叶姉妹のように、ファビュラスなパイオツつくるぞー!

あんなデカくなくていいや。