母と病気と夏休み。
乳がんの告知を受ける前。
シコリを見つけた段階で、母にいつ、どう伝えるべきか少し悩んだ。
初めて病院に行った段階で、「なんかシコリが見つかったけど、良性のモノが多いらしいから大丈夫。」と伝えていた。
が、結果、悪性。
父が肺がんで亡くなってから約1年。
父の看病をずっとしていた母も、やっと元気が出てきて、自分のやりたいことをし始めたところだった。
なんだか、そんな時にまたもや家族内で癌患者が出るなんて、なんだか申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
悪性だったと伝えたときに、電話で不安で心配そうな声の母。なんだか本当に申し訳ない。
抗がん剤の治療を始める前に、美味しいものを食べさせて、神様に完治をお願いしようと言う母。老舗のうなぎ屋さんでお昼を食べ、都内の神社で私がとても雰囲気や空気が大好きな神社へ。祈祷をお願いしたのは私たち親子だけ。
正確な言葉は忘れてしまったけれど、祈祷の言葉で、「医師には見放されたかもしれないけれど、神様がいるから大丈夫」的なお言葉が。
えーと。神様、お願いを聞いてくれてありがとうございます。でも、まだ治療前だし。治る気満々です!
ちょっと、しんみりしていた母だけれど、終わった後に、「医師に見放されたとか言われちゃったね。ぷぷぷ。」と二人で大笑い。
早速、神様が母にも私にも笑顔をくれましたー。神様、私、治療頑張るから見守っててください!
そして、神様のおかげもあって、元気に3クール目も終了しましたー。
FECは副作用が強いと聞くので、今のうちに遊び&夏休を楽しもうと思い、母と映画や野球観戦へ。
毎日電話はしてるけど、会って顔を見るとやっぱり安心するとlineがきた。
癌って、もちろん本人は大変なんだけれども。家族にとっても大変な病気なんだなと改めて思う。
心配かけてごめんなさい。
母よ、絶対に治るから大丈夫だー!