乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

自己血輸血の採血。

うちの病院で自家組織で再建する場合、自分の血を輸血用に採ります。

献血は大好きでよくやってたので、「わーい、久しぶりの献血だー」って思いながら病院へ。

 

まずは血液検査。

400cc採血をするので、問題ないかをチェック。

1時間後に輸血部へ行き、問題ナシということで採血。

医師がどの血管から採血するかを念入りにチェック。

医 「うーん、血管が細いですねー。」

は 「昔は献血が大好きでよくやってたんですけどねー。」

医 「え、そうなんですか?どの血管から採るか探すの苦労しませんでした?」

は 「いや、昔は良い血管だって褒められたんですけど。抗がん剤やってから血管の様子が変わった気がするんですよ。そんなことあります?」

医 「抗がん剤を入れてた血管は直接なので、影響受けると思います。抗がん剤は全身治療なので、他の血管も影響を受ける可能性はありますね。」

 

とのことでした。

血管だけは自信があったのになー。

右腕の肘の内側の血管から採ろうということになり、献血用の椅子みたいなところに移動。

針をブスリと刺し、グリグリ。

このグリグリ嫌いなんだよなー。

グリグリされながらも、なんとかセット完了。

が、血の出るスピードがめっちゃ遅い。

なかなか出てこない。

 

看護師さんと悩み込む医師。

医 「うーん。なんかダメですね。ちょっと一度針を抜きます。あっ…!!!」

は 「えっ!!」

医 「針が抜けてました…。スミマセン。左でやり直していいですか?」

は 「どうぞ、どうぞ。」

医 「本当、スミマセン。やり直しますね。」

 

針が抜けたとはいえ、多分30~50ccくらいの血は輸血用バッグに入ってたので、そこに足すんだろうなーと思っていたら…。

 

 

 

捨てたしっ!!!

 

 

自分の一部が粗末に扱われ、捨てられたようでちょっと切ない。

あの血だって使えるのに。

 

 

まあ、気を取り直して。

左側の腕をくまなく見る先生。

悩み込む先生。

 

は 「あの。素人目線ですが、この手首のあたりの血管は太くて針が刺さりやすそうですが。ココなんてどうでしょう?」

医 「え、あ。うーん。そうなんですけど。末端にいけばいくほど神経が多いので、痛いんです。針が太いから痛いと思うんですよね。」

は 「別にいいですよ。」

医  「え。うーん。確かにこの血管は魅力です。」

は 「マジでいいですよ。ココいっちゃってください。」

医  「本当ですか?いいですか?では、ココから採りまーす!」

 

 

確かに手首とか手の甲って痛いんですけど。

何度も針を刺されたり、刺してからグリグリされるよりよっぽどいいんだよなー。

 ま、すったもんだありましたが、なんとか無事400cc採血して終了。

 

でね、ちょっと驚いたこと。

血を抜いた後、500cc点滴してくれるんです。

しかも、鉄分補給とかいって、お薬まで出してくれたり。

 

え?

血抜いたあとって、こんなにケアが必要なの?

献血してた時ってオレンジジュースとかミルミルくらいしか飲んでなかったけど。

もしかしたら、血を抜くということは一大事なのかもしれないと思った出来事でした。

 

輸血用の血も抜いたし、あとは手術日を待つだけだー。

ドキドキ。

 

 

 

 

献血センターにはハーゲンダッツとかあるよね。

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