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乳がんファイターDiary

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary

術後10日目 退院

ひとりごと 乳がんいろいろ 入院

やっとこさ、退院。

シャワーが浴びられる喜びから、またまた、朝シャワーを浴びようと思ってパジャマを脱いだら、廃液が沁み出ていた。

 

え。マジっすか。

私、ホントに今日退院?

なんなら、もう一日くらい様子見た方が良くない?

 

いざ退院となると、不安になる。

が、回診に来た先生にダイジョブ、ダイジョブ、バイバイキーン!と言われ、あっさり退院。部屋を出る前に看護師さんに、不安をちょっと訴えてみたら、ガーゼとテープを渡され、送り出された。

 

こ、こんなもんですかね?

ま、ネコsに会えるのは嬉しいので、なんか痛いとかあったら、即戻ってきますんで。

その時は一つよろしくお願いします。

 

この後、ハーセプチンをまだ約1年続けなくてはいけないけれど、手術が終わり、なんとなく治療も一区切りしたので、ガンになって思ったことを書いてみる。

 

世の中に「キャンサーギフト」なんていう言葉がありますが。

こんなギフト、いらぬ。

私、器が小さいので、ガンからの贈り物なんてイラネ。

得られるものもあったけど、失ったものも多い。

現に、両胸なくなってるし。

 

でも、ガンになって考え方・価値観が変わったのは事実。

贈り物としては全く不要だけど、自分が成長するにあたり、得られたものは大きいのかも、と思ったりはしている。

 

■時間には限りがあるということが分かった。

死を宣告された訳ではないけれど、死を考えてしまうような病気になって、自分もいつか死ぬんだ、時間には限りがあるということが分かった。

 

■無理しなくていい。休む時は休む!と思うようになった。

今までは多少無理をして仕事したりもしたけれど。休む時は、しっかり体を休めることも、長く働くためには重要なんだと思った。

 

■今までより、より好きなことをしよう、時間を使おうと思うようになった。

旅行とか。

ほしいものとか。

食べたいものとか。

後悔ないよう、好きなことをしたいと思うようになった。

 

■今までより他人に優しくなれるようになった気がする。

見た目は元気そうな人でも、実は病気かもしれない。

他人に優しくするなんて、病気にならなくてもやらなきゃいけないんだけど。

いろいろな人がいるんだと分かって、より、そう思えるようになった。

 

■言葉づかいに気を付けるようになった。

自分がメンタリーちょっと弱ってる時に、何気なく発せられた言葉に傷ついたりすることがあったり。TVで芸人さんが「死ねばいいのに」と言っている言葉にとても嫌悪感を持つようになったり。

言霊って、あると思うので、ポジティブで良い意味合いを持つ言葉を発した方が、絶対気持ちがいいよね、って思う。悪い言葉って、自分に返ってくる気がするし。

一度、口に出してしまった言葉は戻らないから、気を付けなきゃいけないと思う。

 

■他の人の話をよく聞き、自分の考えをきちんと伝えるけど、押し付けない。

病気になるにあたり、治療方法、病院、などなど、いろいろと選択をしなくてはいけないことがあった。決めるにあたり、いろんな人のアドバイスもいただいた。その際、みなさんアドバイスはくれるけど、決して押し付けないという、なんとも難しいテクニックを、いとも簡単にしてらっしゃる。これ、本当に勉強になりました。

 

■病気にならなかったら知り合うことのなかったお友達と出会えたこと。

たぶん、普通に暮らしてたら出会うことのなかった人たち。同じ病気に立ち向かっていく中で、情報、考え方、優しさなどなど、たくさん教えてもらった。

 

病気にならなくても、こういうことに気づいて成長したかったけど。

 

でも、家族、友人、センセイ、看護師さんなどなど、病気になってからいろんな人の優しさに支えられ、救われた。ブログを通じて繋がったみなさんにも勇気をいっぱいいただいた。

 

病気になんて、なりたくなかったけれど。

病気になって、初めて気づいたこともたくさんあるので、

みんなにありがとう、と思うのです。