乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter

独身、一人暮らし。働きながら遺伝性の乳がんと闘います。

乳がんファイターDiary / Diary of Breast Cancer Fighter in Japan

上司に報告

さて、こちらも時系列は少しズレてしまうのだけれども。

悪性腫瘍と診断されてすぐに上司へ報告メールを書いた。

 

最初に書いたメールの内容は、以下のような感じだったと思う。

 

ここ何日かお休みをいただいておりましたが、実は婦人科系の病気でいろいろと検査が必要になってしまいました。引き続き検査が必要なため、何日かお休みをいただくことになります。結果については、またご相談させてください。

 

男性の上司だけれども、とても心配してくれて、身体が一番なのでまずはしっかり検査をしてくださいとすぐにお返事をいただく。

 

そして、乳がんが宣告された翌日に直接話をしたかったけれども、上司が体調不良でお休みに。この週に話ができる時間があるか不明だったので、またもやメールにて報告後、次の日に直接話をする時間をいただく。

 

乳がん宣告をされたけれども、不幸中の幸いで転移はなかったこと。

今後は、術前に抗がん剤治療を半年ほど予定しており、その後に手術を予定していることを伝える。

 

さらに、抗がん剤治療は大変だと聞くので、治療期間中は休みをいただくことも考えたけれど、今の業務を客観的に見て考えた結果、年内に立ち上げなくてはいけないプロジェクトに幾つか携わっていること。チームメンバーの状況などを鑑みて、休みながらだったとしても、自分が働いていた方がチームとしてプラスになるのではないかと思いを伝えたうえで、治療の日はお休みをいただく了承をいただきたいとお願い。

 

医師には、働きながら通院をしたいという希望を伝えていたため、金曜日に抗がん剤治療、土日に療養して月曜日から働くというサイクルを提案いただいたため、上司に毎週金曜日のお休みが可能かを確認。また、後半の抗がん剤は副作用が強めに出るようなので、3週間に1回のペースでの抗がん剤投与ではあるものの、状況を見てお休みをいただく日が増える可能性があることも伝える。

 

この時に初めて知ったのですが、上司の奥様も癌治療(私とは別の病気です)をされていたそうで、とても心配をしてくれた。セカンドオピニオンを勧められたり、ご自身が経験されたことなどもいろいろと語ってくれて、本当に親身になって話を聞いてくれ、アドバイスもいただいた。

 

その後、人事と本部長に話をしていただき、通院しながらの勤務を許可いただく。

 

3日後くらいに本部長に呼び出され、私の病気のことを聞いてとてもショックだし、本当に驚いたけれども、自分含めてみんなサポートをするので、とにかく自分の身体を一番に考えてほしいということを言っていただいた。さらに、そのような状況の中で勤務を続けてくれてありがとう、というお言葉までいただき、本当に素晴らしい上司たちに恵まれていると改めて思った出来事でした。

 

ちなみに、私の働いている会社の役員はこぞっておハゲの人たちが多い。本部長に呼び出されたときに、「抗がん剤治療で髪の毛を失ってしまうかもしれない。」と言ったら、本当に悲しい表情をしてくれたのだけれども。「ハゲたら、役員になれるということですよね?来月から、役員会で私の席を用意しておいてください。」と言ったら、「そのポジティブさが重要だ!席を用意しておくよ!」とのこと。

 

来月から役員目指します。